『NTTコミュニケーションズ』や『KDDI』『ソフトバンク』といった電気通信事業者には、その設備を維持するために選任される「電気通信主任技術者」という資格を持つ監督責任者がいます。電気通信主任技術者という言葉は聞き馴染みがない人も多いかもしれませんね。今回は、この電気通信主任技術者とはどんな資格なのか、電気通信主任技術者試験の難易度はどれくらいなのかをご紹介します。
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■「電気通信主任技術者」は2種類ある
「電気通信主任技術者試験」とは『日本データ通信協会』の『電気通信国家試験センター』が実施している総務省管轄の国家試験です。『電気通信国家試験センター』では「電気通信主任技術者」を「電気通信主任技術者は、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用の監督責任者です」(https://www.shiken.dekyo.or.jp/chief/about_chief.html)としています。
『NTTコミュニケーションズ』『ソフトバンク』といった電話を扱う企業、ケーブルテレビの企業を「電気通信事業者」といいます。電気通信事業者は事業用電気通信設備の技術基準を自主的に維持するため、この資格を持つ監督責任者を選任し、設備の工事・維持・運用を行っています。電気通信事業者が業務を行う上で、必要不可欠な「電気通信」のスペシャリストだといえるでしょう。
現在、「電気通信主任技術者」はネットワークを構成する設備によって「伝送交換主任技術者」と「線路主任技術者」の2つに分かれています。試験に合格すると、それぞれ「伝送交換主任技術者資格者証」「線路主任技術者資格者証」という資格者証が総務大臣より交付されます。なお、この資格を取得するに当たっては、年齢・性別等の制限はありません。
試験科目は「法規」「設備及び設備管理」「専門的能力」「電気通信システム」の4科目があります。このうち「設備及び設備管理」「専門的能力」は「伝送交換主任技術者」と「線路主任技術者」で内容が異なりますが、「法規」「電気通信システム」は共通です。
「伝送交換主任技術者」では電気通信事業用の伝送交換設備と、これに付属する設備の工事・維持・運用を行います。
試験では「専門的能力」として「伝送」「無線」「交換」「データ通信」「通信電力」のうち、いずれか一分野についての専門的能力と、「伝送交換設備及び設備管理」として伝送交換設備の概要、当該設備の設備管理、セキュリティ管理に関する問題が出題されます。
「線路主任技術者」では、電気通信事業用の線路設備と、これに付属する設備の工事・維持・運用を行います。
試験の「専門的能力」では「通信線路」「通信土木」「水底線路」のうち、いずれか一分野の専門的能力、「線路設備及び設備管理」では線路設備の概要、当該設備の設備管理、セキュリティ管理に関する問題が出題されます。線路というのは、電話線、通信線、光ファイバー、大陸間を海底でつなぐ海底ケーブルといった通信のためのケーブルのことです。
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