みなさんは「ポータブルスキル」という言葉を聞いたことはありませんか? 就活でもよく耳にすることがありますが、ポータブルスキルとはいったい何のことなのか知らない人も多いでしょう。そこで今回は、この「ポータブルスキル」の意味についてまとめてみました。
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ポータブルスキルとは「持ち運び可能な、仕事をする上で重要な能力」と定義されています。その人自身に備わっている能力なので、自由に持ち運ぶことができるということで、たとえ別の業種、職種に移ったとしても活用することが可能です。
では「持ち運び可能な、仕事をする上で重要な能力」とは、具体的にどんな内容になるのでしょうか。厚生労働省が公開している「『ポータブルスキル』活用研修」(人材サービス産業協議会が作成)によると、ポータブルスキルは、
●専門技術・知識
●仕事のやり方
●人との関わり方
この3つで構成されています。専門技術・知識はもちろん、仕事のやり方や人との関わり方は、どんな会社でも重要なことですよね。
この3つのうち「仕事のやり方」と「人との関わり方」はさらに細かく分類されています。
まず「仕事のやり方」ですが、成果をあげるために重要な行動として以下のように大きく3つに分けた上で、さらに5つに細かく分類。各行動は「職務遂行上、特に重要であるもの」を挙げています。
●課題を明らかにする
・現状の把握……課題設定に先立つ情報収集の方法や内容、情報分析など
・課題の設定方法……設定する課題の内容(会社全体、事業・商品、組織、仕事の進め方の課題)
●計画を立てる
・計画の立て方……計画の期間、関係者・調整事項の多さ、前例の有無など
●実行する
・実際の課題遂行……本人の役割、スケジュール管理、関係者、柔軟な対応の必要性、障害の多さ、成果へのプレッシャーなど
・状況への対応……柔軟な対応の必要性、予測のしやすさなど
また「人との関わり方」も大きく3つに分類されており、こちらも「職務遂行上、特に重要であるもの」が挙げられています。
●社内対応(上司・経営層)
……指示に従う必要性、提案を求められる程度、社内での役割期待など
●社外対応(顧客・パートナー)
……顧客、取引先、対象者の数、関係の継続期間、関係構築の難易度など
●部下マネジメント(評価や指導)
……部下の人数、評価の難しさ、指導・育成が必要なポイントなど
上記の要素は、どれも仕事をする上では必要不可欠なもの。より高いスキルがあれば、仕事もスムーズに行えますし、企業にとっては何物にも替え難い人材です。
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