「フォーマルスーツ」という分類のスーツがあります。スーツを着ることがフォーマルだと思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、それは正しくありません。ではいったいどんなスタイルなのでしょうか。今回は「フォーマルスーツ」について調べてみました。
■「フォーマルスーツ」ってどんなスタイル?
まず「スーツ」とは、共切れ(共布)で仕立てた一そろいの洋服のことです。そして「フォーマルスーツ」というのは冠婚葬祭で着用する洋式の礼装(礼服)のことで、スーツの中に含まれます。また、フォーマルスーツの中には特にお通夜や葬儀で着用する「喪服」というものがあります。喪服はフォーマルスーツの一種で、スーツでもあるということになります。
フォーマルスーツには、3段階の格式があります。格式の高いものから「正礼装」「準礼装」「略礼装」といいます。また、同じ正礼装、準礼装でも昼と夜では違う服装になります。名称・特徴は以下のようになります。
フォーマルスーツで最も格式高いものです。朝-昼はこの「モーニングコート」を着用します。
夜に着るフォーマルスーツで最も格式が上のものが「テイルコート」です。日本語では「燕尾(えんび)服」といいます。上着の裾がツバメの尾のように二つに分かれています。夜のドレスコードで「ホワイトタイ」と指定されていたら、このテイルコートを着るということです。不祝儀(ぶしゅうぎ:お通夜・お葬式のことです)で着るのはNGです。
夜用の正礼装で、テイルコートよりも格式が下に当たるのが「タキシード」です。元々は「夜の準礼装」でしたが、現在は正礼装と同格とされています。「ブラックタイ」というドレスコードの場合はタキシードのことを指します。
昼間の準礼装が「ディレクターズスーツ」です。格式ではモーニングコートの略装という位置付けです。黒いジャケットに、黒・グレー・ダークグレーの縦じまのズボンを合わせたスーツです。
昼夜問わず、略礼装として着られるのが「ダークスーツ」です。格式では一番下で、一般的な礼服です。ネクタイを変えれば結婚式でもお葬式でも着られますし、時間帯のマナーにも違反しません。万能ではありますが、ドレスコードが要求されるようなシーンには対応できません。色はダークグレー、濃紺等の目立たないものです。
「ダークスーツ」と同じく、時間帯での制約を受けないフォーマルスーツです。タキシードやディレクターズスーツの下に位置します。ネクタイを白にすれば結婚式、黒にすればお葬式で着ることができます。
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