――では「相性ばっちり」ではなく、どのように結婚相手を探せばいいのでしょうか?
齋藤先生 結婚相手を探すのに、よく「年収がどのくらいで」といった項目を挙げる人がいらっしゃいますが、それは「条件」であって、たしかに重要かもしれませんが、そればかりを見ているのはよくありませんね。年収は変動することがありますし、年を取れば容姿だって変わります。「条件」ではなく「人柄」を見ないといけません。
例えば、自分の親を大事にしてくれるか? といったことですね。日本人が晩婚になっていますから、アラフォーで婚活をしている人はたくさんいらっしゃいます。その場合、親の存在は重要なポイントになってきます。
――「親」がキーポイントになるのですか?
齋藤先生 特に男性に多いですね。また女性でも、普段は意識していなくても、いざ結婚となると親の存在が急に意識されるものです。
私がお世話する男性・女性には、お見合いをして何度かデートを重ねて、5回目くらいのデートで、これはプチプロポーズになりますが「もし自分の親が倒れたりしたら、一緒に面倒を見てくれる?」と相手に聞いてみてごらんなさい、とアドバイスをします。
結婚というのはいいことも悪いことも二人で受け止めるものです。特に自分の親については子供として放っておけませんよね。アラフォーで婚活している人にとっては「親の一大事」は重要です。ですから、そのようなときに一緒に対処してくれるかどうか聞いてみた方がいいでしょう? これは人柄の「リトマス試験紙」になりますよ。
男性からもしこのような質問をされたら、女性には「私の親についても忘れないでね」と言うようにアドバイスします。お互いに親がいて、お互いがお互いの親を思いやる気持ちが大事ですからね。結婚はお互いに寄り添って、二人で価値を見いだすことなんですよ。
――これから婚活を始めようという人にアドバイスをお願いいたします。
齋藤先生 独身の人は「探さないで待っている」んですね。少しでも価値観の近い人を探すということが大事です。探さないと見つかりませんよ。
先日、私がお世話をして結婚した男性がいらっしゃいましたが、その人が「探せばいるもんだなぁ」っておっしゃっていました。そうなんですよ。探せばあなたを受け入れてくれる、またあなたが受け入れられる人がいるんです。
――ありがとうございました。
相性がいい結婚相手を見つける方法をお聞きしましたがいかがでしたか? 「そもそも二人は違うもの」ということを認め、お互いの共通点がたくさんあり、寄り添える人が見つかったら、それは結果として「相性ばっちり」ということなのかもしれません。これから婚活を始めようという人、また婚活真っ最中の人は、ぜひ齋藤先生のアドバイスを参考にしてください。
齋藤まさ江先生プロフィール
1957年横浜市生まれ。現在も横浜市在住。これまでに1,000人以上の未婚男女のサポートを行い、男女の仲を取り持った経験が30年以上という婚活サポートのプロフェッショナル。
⇒齋藤まさ江先生のサイト
http://www.hamakon.org/
⇒齋藤まさ江先生の『横浜婚活サポート室』
http://dansei-konkatsu.com/
(高橋モータース@dcp)
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