難関といわれる司法試験に合格し、司法修習を修了した限られた人しか弁護士にはなれません。弁護士は報酬を得て法律業務を行える国家資格で、職業としての重みは他に類のないものではないでしょうか。今回は、そんな弁護士の仕事内容や平均年収についてご紹介します。
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弁護士は法律業務を独占できる強力な資格です。弁護士であれば、弁理士や税理士のみならず、司法書士・行政書士・社会保険労務士・海事代理士・海事補佐人といった他の資格をもって行う仕事を全て行うことができます(ただし、司法試験に合格し司法修習を修了した者のみ)。
弁護士は、クライアントからの相談を受け、法律の専門家の立場からアドバイス・コンサルティングを行い、クライアントの代理人として相談内容の解決に当たるのが仕事です。弁護士に持ち込まれる相談は、「離婚」「相続」「借金」などの民事事件から、検察に告訴されたので弁護を頼みたいという刑事事件まで多岐にわたります。
弁護士の仕事は「民事事件」「刑事事件」の二つに大きく分けられます。
●民事事件は、私人(法人を含む)が私人を訴えて裁判所でその紛争を解決しようとする事件です。
●刑事事件は、警察や検察といった国の機関が被疑者を捜査、その結果被疑者を裁判所で罪に問うかどうかを争う事件です。
いわば民事事件は「民間人同士の戦い」、刑事事件は「民間人と国の戦い」なわけです。
たいていの弁護士にはそれぞれ得意分野があり、刑事事件に強い弁護士、また借金問題に強い弁護士などがいらっしゃいます。筆者の知り合いの弁護士は離婚問題ばかりを手掛けています。このような得意分野があると「それならあの人だ!」とお声が掛かりやすいのだそうです。また司法試験に合格し、司法修習で同期となった人同士は結束が強く、自分の苦手な分野の相談があると、それが得意な同期の弁護士に相談したりするそうです。
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