――しっかりと準備をして次はいよいよテレアポの電話……ということですが、相手に嫌悪感を抱かれない入り方というのはありますか?
福田さん 嫌悪感を抱かれないとなるとやはり丁寧であることが大事ですが、「お忙しいところ恐れ入ります。今お時間よろしいでしょうか?」といった、マナー本にあるような理想的な電話の入り方だとテレアポでは「忙しい」と切られてしまうことがほとんどです。もし担当者に直接つながる番号であるなら、「お忙しいところ恐れ入ります、1分だけお時間いただいてもよろしいですか?」と攻めの入りにすることが重要です。
また、担当者がわからない場合は、まず用件を伝えることになりますが、その際「○○のご紹介」「○○のご案内で……」といった言い方だとそこで断られてしまい、担当者にたどり着けないこともあります。そこは「○○についての情報提供」「○○の企画についてのご相談」など具体的にし、より通りやすいように工夫すべきです。
――その場合は、テレアポをする側も、より自社製品における深い知識や、相手企業のリサーチが重要になりますね。
福田さん そうですね。新人だと難しいかもしれませんが、できるだけ先輩や上司から話を聞き、相手にどんなメリットをもたらすことができるのかしっかり勉強しておくことが重要です。
――内容など以外で、例えば話すスピードなどで気を付けることはありますか?
福田さん 話すスピードは、会話より若干速めを意識するといいですね。
――聞き取りやすいようにゆっくりの方がいいのではないのですか?
福田さん 人は直接会って話す場合は、相手の表情なども見ながら声を聞き取ります。そうすると情報が多いので、ゆっくりめの方が脳が処理しやすく聞き取りやすくなります。しかし電話は情報が声だけなので、ゆっくり話すとこちらが思っている以上にゆっくりと聞こえてしまいます。ですので、電話の場合はややスピード速めが理想です。
――声の大きさなどは?
福田さん もちろんですが、小声でぼそぼそと話すと受け手は悪い印象を持ちます。新人の場合、自分の話している内容を聞かれたくないと小声で話す人もいますが、それはやめた方がいいでしょう。
――他にテレアポのNG行為はありますか?
福田さん たまに電話中にコーヒーをすすったりする人がいますが、あれは意外と相手にばれるものです。NG行為ですね。他にもどうにか優位に立とうと相手の揚げ足を取ったりするのも駄目です。もし会えたとしても何も生まれません。アポを取るためにうそやごまかしも駄目ですね。
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