営業職の大事な仕事の一つである「テレアポ」。自分の会社の取り扱っている商材をアピールするための最初の一歩ですから、成功のコツをあらかじめ知っておきたいものですよね。そこで今回は、「テレアポの極意」について、ビジネスマナー&コミュニケーションの専門家に取材しました。
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今回お話を伺ったのは、コミュニケーション能力研修事業を行っている『話し方研究所』の代表・福田賢司さんです。福田さんは多くの企業や自治体で新入社員教育を担当されています。
――テレアポをする際に気を付けるべき点はどんなことでしょうか?
福田さん 会社に入って電話をする場合は、「丁寧さ」がまずは大事なポイントとなってきますが、営業でテレアポをする場合、つまり攻めの営業電話をする際には丁寧さ以外にも考えないといけないことが多くあります。
――例えばどんなことですか?
福田さん まずは電話をかける前にしっかりと準備をしないといけません。業種・業態によって変わりますが、新規のテレアポをすることになると、会社からリストを渡されて、そのリストに基づいて電話をしていくことになります。ですので、そのリストは「どういったリストなのか」を確認しておかないといけません。
例えば休眠顧客リストであれば、過去にどんな取引をしたのか確認しておきます。そうすれば「以前こうしたお取引でお世話になりました。ありがとうございました。つきましては担当が新しく私になりましたので……」といった話ができます。もし渡されたリストがイベント参加者リストだった場合、そういったリストだと知っていれば「ご参加いただきありがとうございました」というお礼が第一声でできます。
――相手にとってもスムーズな流れで話ができますし、失礼もありませんね。
福田さん テレアポをする前には、どういったお客さんなのか、どんな年代のお客さんなのかなども把握しておくといいですね。そうした内容を確認した上で、自分の会社がどういう理由で電話し、またアポを取りたいのかを短い時間で話せるよう整理します。理由もなくただ時間がほしいと言っても断られるだけです。相手が納得できるような理由をしっかりと準備しましょう。
2023/09/27
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