みなし残業とは? その仕組みとトラブルを避ける方法

2017/01/24

対人マナー

みなし残業とは、あらかじめ決められた時間分の残業代を給与の中に組み込んで支払うというもの。近年、この「みなし残業」を適用している企業が増えてきています。このみなし残業という制度、聞いたことはあるもののよく仕組みを理解していないという人もいるのではないでしょうか。万が一トラブルに巻き込まれないためにも、今回は、みなし残業の仕組みをについてご紹介します。


■みなし残業を企業が導入するワケ

近年、多くの企業が給与を時間ではなく成果に応じて支払う方針にシフトしています。また、実際の業務も、時間を軸に給与を決めるのが難しいものが多くなっており。これみなし残業が増えてきている背景です。

また、企業にとって大きな負担となるのは、やはり人件費です。人を1人雇用すると、給与の他に労使で折半する国民健康保険、厚生年金、雇用保険といった保険など、大きな負担が発生します。しかも、その負担は恒常的なものになります。

また労働者への給与の支払いでは、(法定)時間外労働、(法定)休日労働、深夜労働が行われた場合には割増の賃金を支払わないといけません。

例えば、
●法定時間外労働:25%割増の賃金
●深夜労働22:00-翌日5:00:25%割増の賃金
●時間外で深夜労働:50%(法定時間外25%+深夜労働25%)割増の賃金
●法定休日労働:35%割増の賃金
●法定休日で深夜労働:60%(休日労働35%+深夜労働25%)割増の賃金

といった割増賃金を支払わなければなりません。このような「法定時間外の労働に対して支払われる賃金」を私たちは「残業代」と呼んでいるわけです。残業代は25%増し、などになるため、企業にとっては大きな負担となります。

この人件費を削減するという目的も、みなし残業が増えてきている一因と言えるでしょう。みなし残業にすれば、お金のために無駄に残業をする「残業代稼ぎ」も防げるというメリットも考えられますね。

次のページみなし残業のメリット・デメリットは?

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