「お世話になります」「お世話になっております」という言葉は、ビジネスで頻繁に使う言葉ですよね。
電話やメールなどの出だしの常套句としても使う言葉ですが、正しい意味や使い方を意識している人は案外少ないもの。
そこで今回は「お世話になります」「お世話になっております」という言葉の正しい意味と使い方、使い分けの方法、言い換え表現についてご紹介します。
▼目次
1.「お世話になります」の意味とは?
2.「お世話になります」はどんな場面で使う言葉?初めての人に使っていい?
3.「お世話になっております」とどう違う?目上の人に使っても大丈夫!
4.「お世話になります」の使い方を例文で確認
5.「お世話になります」「お世話になっております」の言い換え表現
6.まとめ:「お世話になります」は言い換え表現も含めて使いこなして
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「お世話になります」の「お世話」には「面倒を見る」という意味以外にも「間に入って関係を取り持つ」「手間がかかる」という意味もあり、「就職先を世話する」「世話が焼ける」などのようにも使います。
ビジネスで使うのは主に「間に入って関係を取り持つ」という意味の方で、「お世話になります」とは相手に対し「いつもビジネスの関係を取り持っていただき、ありがとうございます」という、感謝の気持ちが込められているのです。
ビジネスシーンで相手への感謝の気持ちを表す表現として、特によく使われる言葉になっているのはこのためです。
「お世話になります」は、「間を取り持っていただいてありがとうございます」という意味です。すでにお世話してもらっている相手に対して使える言葉になります。
などに使います。使うシーンは、実際に会う時、電話、メールなどが多いですね。
今までやりとりがない、初めて顔を合わせる相手には「初めまして」など、初対面用の常套句を使うのが適切です。
などを使うといいでしょう。
ただし初対面であっても、会社同士ですでに取引があり、担当者が変わるといったケースなら「お世話になります」は使えます。
取引開始が決定している相手も、すでに関係は結ばれているので「お世話になります」は使って大丈夫です。
「お世話になっております」の場合は「~している」という表現になるため、継続的に関係が続いている場合に使います。
「お世話になります」の場合は前述の通り、担当者変更の場合など「今後、お世話になります」という意味で使うことが多いです。
「お世話になっております」という表現は、すでに日頃から関係性がある状態の相手に「いつも、お世話になっております」という意味で使う、と考えればよいでしょう。
「お世話になります」は「お世話になっております」など語尾を変化させたり、「大変」「平素より」などを付け加えることでバリエーションを持たせることができます。
特別感や改まった感じを出したい場合は、「大変お世話になっております」「平素よりお世話になっております」といった表現を活用し、言い方を変えて使うようにしましょう。
「お世話になります」「お世話になっております」の使い方を例文で具体的に見てみましょう。
「お世話になります」「お世話になっております」と言われた場合の返事は、「こちらこそ、いつもお世話になっております」が無難です。
などが返事として考えられます。
「お世話になります」はとても便利なフレーズですが、メールの冒頭に必ず入れてしまうと、何度もやりとりをする際にはくどく感じてしまうこともあります。
短い文章を何度もやりとりするような場合なら、乱用はやめて別な表現を使うと、くどさが薄れます。
「お世話になります」の言い換え表現を具体的に紹介します。
「お世話になります」や「お世話になっております」はとても便利な言葉ですが、そればかり使うのも考えものです。相手との関係性を考えながら、季節の挨拶や日頃の業務へのねぎらいも交えつつ冒頭の挨拶にしたいですね。
特に短いやりとりをするメッセ―ジなどでは言い換えた表現を取り入れるようにすると、印象がスマートになります。
文:学生の窓口編集部
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