きおり、「社会は君が思ってるほど甘くないぞ」などと、お説教にも似た言葉をかける社会人がいます。しかし、大学生には大学生なりの社会人には理解されがたい大変さがあるものです。そこで、社会人のみなさんに、自分が学生だったときよりも、今の大学生の方が大変そうだと思うことを聞いてみました。
■SNS疲れしそう
「コミュニケーションツールがあり過ぎて、SNS疲れしないのかなと思う。自分たちが大学生のときはmixi一強だったけど、今ではTwitter、Facebook、LINE、Instagramなどいろいろあるので使い分けも大変そう。場合によっては就活にも影響するっていうし……」(男性/28歳/教育)
一時期、ソーシャルネットワークを駆使したソーシャル就活なるものが話題になりました。SNSに常識を疑われそうな投稿していると、採用担当者によってはよく思わない場合もありそうです。
■アナログな学生は負けそう
「僕らのころは、携帯を持っている人がまだ珍しい時代で、もちろんスマホもなかった。今はアプリで就職情報を拾ったり、説明会の申し込みをしたりするから、機械に弱いアナログな学生は負けるのだろうなと思う」(男性/38歳/医療)
今やパソコンやスマートフォンがないと就活ができないとも言われています。エントリーシートを手書きするか、パソコンで作成するかも悩むところですよね。
■就活が後ろ倒しになったこと
「私たちの頃は、大学3年の夏ごろから企業が開催するセミナーが始まり、本格的な就活開始は10月だったが、今の学生は大学3年の3月にスタート。卒論との両立が大変そう」(女性/28歳/広告)
就活のスタートが後ろ倒しになった理由の一つは、学業に専念できるようにということのよう。しかしそのおかげで卒論執筆が大変なだけでなく、就活期間が短くなることのプレッシャーもあるようです。
■学費が値上がりしている
「自分が学生のころより学費が高くなっている学校もあること。親の仕送りがない人はアルバイトでまかなわないといけないけれど、時給が高いバイトは深夜労働ばかり。しまいには昼間に眠くなってしまい勉強に集中できないこともあるので、本末転倒な結果になりかねない気がする」(男性/33歳/IT)
昭和の苦学生たちは学費が払えなくなり、やむを得ず中退……なんて話も聞いたことがありますが、そんな時代が再来する可能性もあるのかも!?
■就職難
「景気が良くないし、就活自体がここ数年ずっと厳しい状態であること。以前、テレビで親のための就職塾というのがあるのを見て、親まで就活を手伝わなければならない時代なのかと驚いた」(男性/38歳/金融)
親の時代と就活の仕方も変わったので、親が心配になる気持ちは分かりますが、親のための就活塾ともなると少し異様な気もしますよね。
今の大学生が大変そうに見える原因は、ネット社会になったことが大きいように考えられます。大学生は気楽でいいなぁと思うこともあるかもしれませんが、実際はどの時代の学生もそれなりに苦労している部分はありそうです。
(姫野ケイ+プレスラボ)
アンケート集計:マイナビ学生の窓口
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