社会人になると初めて経験することも多いですが、その中の一つが査定前に書く「自己評価」ではないでしょうか。自分で思うことはあっても、実際に書類にしたり、自分の仕事や頑張りに対して自分で点数をつけるという機会はなかなかないものです。なかには自己評価の書き方がわからず、毎回適当に書いている……なんて人もいるかもしれません。
しかし、実は自己評価は査定評価や昇進・昇給にも影響しうる大切なもの。今回は、そんな「自己評価」の書き方を例文つきでご紹介します。
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■そもそも自己評価とは?
基本的には一年に一回、査定を決める前の時期に提出を求められます。この「自己評価」を基に査定を決める企業も多いので、おろそかにはできません。毎年、全社員が提出するものなので、書式がある程度決められている場合が多いでしょう。自分の一年の仕事を、業績面、能力面の2つの面で評価します。あまり自慢するような内容ばかりだと、自分に甘い印象を持たれてしまいますし、かといって厳しく書きすぎると、「もっとできるのにやっていない」と思われるでしょう。査定、つまりお給料にも響いてくるものですので、自分の仕事を最大限に評価してもらえるようにポイントを押さえて、客観的に自己評価を書きましょう。
まずは、評価期間内に行った、自分の仕事内容をできるだけ細かく書きだしましょう。実際に行った業務に加えて、業務に関して、能力開発のための受けた講習や資格試験なども自己評価には忘れず記載しましょう。
■自己評価の書き方その2 自分の仕事を評価する
先ほどリストアップした一つ一つに対して、業績面、能力面の両面から評価をします。業績面とは数字で表せるものです。自分のかかわったプロジェクトの売り上げや、業務開始前に立てた目標との差異などになります。例えば、目標として「○月上旬までにこの業務を完了させる」としていた場合、実際にはどうだったかといったことを書くといいでしょう。能力面とは、数字では表しにくいですが、例えば「会社に申請して受けた講習で知識の幅が広がり、顧客との商談がスムーズにできた」といった内容になります。
そして、この評価ですが、視点も重要になります。自分目線の評価、上司目線の評価、第3者目線の評価の3方向から評価しておくといいでしょう。上司目線というのは、その業務に対して上司が自分にどのような期待をしていたか、ということを踏まえたうえで、実際にはどうだったか評価します。第3者目線の評価というと難しいですが、自分がしたい仕事ができているか、仕事の環境はどうか、上司や先輩の対応や評価は正当かどうかなど、一歩下がった視点で自己評価することも大切です。
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