社会人になるとやはり学生のころとは違い、ある程度「有言実行」が求められます。
特に新社会人になりたての入社式や昇進・新しいプロジェクトに挑むなどといった新たな試みや立場に立った時に、自分のビジョン、どうなりたいかといったことを周囲にアピールすることも。
そんなときに大事になってくるのが「決意表明」と「所信表明」です。
決意文を誰に向けて、どのような立場で書くかによって、形式や書き方が変わります。
今回は、決意表明・所信表明の際に役立つ決意文の書き方を例文つきでご紹介します。
「決意表明」は「決意文」とも呼び、簡単に言えば今後自分がどのようになりたいか、そのために何をするかということを周囲にアピールする文書を指します。
文書で提出することもあれば、入社式などの場でスピーチするなどさまざま。
なお「所信表明」も意味合いとしては「決意表明」と同じです。
「決意表明」と「所信表明」の細かな違いは、表明する場だと言えます。
「所信表明」の場合、公式な場で使われることが多くあるという点です。
例えば、企業の社長や政治家などが行う「決意表明」に対しては、「所信表明」と呼ぶことが多くあります。
一方の「決意表明」は入社式や昇進や栄転などといったおめでたい立場の人が書くケースが多いです。
新社会人になるあなたも、新しい部署に配属されて初めて作成する書類やスピーチが「決意表明」になる場合があるかもしれません。
言葉遣いも独特で社内での文書ですが、恩師への手紙を書いているような気持ちで書くと筆が進みやすいですよ!
この項目では、新社会人で入社、配属先が決まり、直属の上司にむけた「決意表明」の書き方を例に挙げ、決意表明の書き方や作成時のポイントについて解説します。
まずは、例文から見てみましょう。
例文を見ていくと、決意表明は
・入社の喜びと感謝
・今後の抱負
・指導のお願いと結び
の3パートに分かれていることがわかります。
決意表明文を書くときは、目上の人に対して書く文章ということを念頭に置きながら、これから自分が何をしたいか、どうしていくかというビジョンと抱負をわかりやすく書くことが大切です。
それぞれについてポイントを押さえながら確認してみましょう。
まずは、自己紹介とともに入社の喜びと感謝を表します。
例文の
「○月○日付で、○○社○○課の一員となりました△△でございます。このような厳しい時代に、○○の分野で世界トップ3のシェアを誇るこの会社に入社できたことを心よりうれしく思います。」
が当たります。
続いて、今後の抱負を述べる文章を作成しましょう。
例文の
「今日から先輩方のご指導のもと、日々一つずつでも学び、少しでも早く会社の戦力になれるよう力を尽くして仕事に取り組んでまいりたい所存です。
学生時代は1年留学し、現地で英語を学んで参りました。
この経験を生かしがら、○○社の一員として誇りをもって成長していきたいと思っております。」
が該当します。
自身の学生時代の経験(例文では留学)を活かして、入社した会社および配属先でどのように活躍したいかを簡潔に述べるように作成しましょう。
最後は指導のお願いと結びの文で決意表明文を締めましょう。
例文の
「まだまだ未熟な新入社員で、わからないことばかりでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」
が当てはまります。
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