【例文つき】顛末書の書き方&ポイント 始末書との違いとは?

更新:2019/10/31

対人マナー

会社では何かしらミスをしてしまうこともあるでしょう、そのミスや失敗に対してどのように対処するかによって、成長できるかどうかが変わってきます。特に、社会人になると、一つのミスが会社に大きな損害を与えてしまいかねません。社会人になり、何らかのミスや失敗をしたときは、その原因や詳細を書類として上司などから求められる場合があります。その書類の一つが今回紹介する「顛末書」です。
顛末書は始末書、反省文など似たような書類がいくつかあり、求められる内容によって種類や書き方が異なります。今回は、その顛末書の書き方を例文つきで解説します。


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■「顛末書」とは?始末書との違い

「顛末書」というのは、名前の通り、ことの顛末を説明するための書類です。つまり、仕事上でミスや失敗、不祥事などがあった場合に、会社に対して何があったか、どういう経緯があり、今に至るのか、詳細に説明するための文書です。自分のミスではなくても、トラブルが発生した場合にも、そのトラブルにかかわっていれば作成する必要があります。自分のためというよりも、今後同じ失敗、トラブルを起こさないように、「後世のための書類」という目的があり、ほかにミスがあった場合に各書類として「始末書」というものもあります。
会社によっては同じような使われ方をすることもあるようですが、厳密には違います。「始末書」はミスや失敗に対する謝罪や反省といった色合いが強く、「顛末書」はなぜそうなったのかという報告書で、「理由書」や「再発防止報告書」などとも呼ばれ、そのミスやトラブルが起こった状況や経緯、結果を詳細に記したものととらえましょう。

■顛末書を書くときのポイント

顛末書では「いつ」「どこで」「誰が」「何をして」「どうなったか」ということを簡潔に書きましょう。自分が原因のミスやトラブルの場合は特に、言い訳や失敗した時の自分の考えなどを説明してしまいがちですが、これでは事実が正確に伝わりません。あくまでも客観的に事実のみを記載することを心がけましょう。そして、できるだけ細かく具体的に経緯や行った行動などを記すことで、今後につながりますし、あとから見ても何が起こったかがわかりやすくなります。

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