【ビジネスメールの用語を覚えると仕事が楽になる! 】
仕事のメールで、正しい表現をしようと悩み始めると、書くのに時間がかかってしまうもの。でも、「こういう場面ではこういう書き方」というパターンが決まっています。それさえ身に付ければ、時間のムダが省けますし、あなたの好印象も残ってビジネスもスムーズに進みます。「基本」を押さえればメリットは大きいですよ。それでは、早速ポイントをチェック!
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【メールでは「話し言葉」は使わない】
メールでは、普段の会話を「書き言葉」に直すのがポイント。職場の上司や先輩、取引先のメールを見習って、一つずつマスターしていきましょう。毎日使っていると自然に慣れていきますよ。
■やっぱり →「やはり」
■それで → 「つきましては」
■思います →「存じます」
■〜していただけますか? →「〜賜れば幸いに存じます」
■お許しください → 「ご容赦くださいますようお願い申し上げます」など。
【どういう意味? ビジネス文書の決まり文句】
ビジネスメールや文書では、独特の決まり文句があります。ここで言葉の意味と、使い方を確認してみましょう。
■笑納
贈り物をするときに「つまらないものですが、笑ってお納め下さい」というシーンで使います。
(例)「心ばかりのものではございますが、ご笑納いただければ幸いに存じます」
■高配
相手の心配りを感謝するときに使います。
(例)「ご高配を賜り感謝しております」
■幸甚
「非常に幸せ」という意味。もし〜してくれたら嬉しいです、というときに使います。
(例)「ご来場くだされば幸甚に存じます」
■引見
「面会してもらう」の意味。相手を敬うときに使います。
(例)「大変ご多忙のところご引見いただき感謝いたします」
■恵与、恵贈
「恵与」は直接品物をいただいたときに使うお礼の言葉。「恵贈」は相手からの品物が送られてきた時のお礼の言葉です。(例) 「結構なお品をご恵贈いただき、誠にありがとうございます」
■自愛
「自分を大切にする」「体に気をつける」という意味。結びのあいさつに使います。
(例) 「時節柄ご自愛ください」
×「お体をご自愛ください」(二重の意味になるので気をつけてください)
最初は難しく感じても、正しい意味を知ってしまえばもう怖くありません。マスターすれば便利な表現ばかりですので、ぜひ覚えておいてくださいね。
文●ビジネスマナー講師 佐野 由美子
AllAboutプロファイル
(有)カメリアエンタープライズ 代表取締役。
「スマートビジネス」の提唱者として、多くの企業でスタッフ教育や接客指導に当たっている。
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