震災救援サイトに聞く 「夏休みにボランティアに参加する方法」

更新:2017/06/07

社会人ライフ

−現地で注意すべき点には、どういったものがありますか?

1.被災地・被災者の生活を第一に

「支援の活動は、被災地・被災者の生活を再建するためのもの。ボランティアは、あくまで現地の脇役だということを自覚しましょう」

2. 臨機応変な対応を心がける

「一般にボランティアの作業の内容は、当日決まるケースがほとんど。被災地域での泥出し、家財の運び出し、避難所での炊き出しなどのお手伝い、場合によっては子どもの遊び相手など、地域やそのときの状況によってボランティアのニーズは変わっていきます。希望の作業ができない場合もありますが、その日に出ているニーズに合わせて、臨機応変に対応するようにしましょう」

3.水分・塩分の補給

「体力を使う活動を行う際には、水分・塩分の補給を心がけましょう。これも基本的には自分で確保する必要があります」

4.けがの予防策を万全に

「けがの防止のため、マスク、長袖の服、手袋、安全靴を装着してください。また、作業後は手洗い・うがいを徹底しましょう」

■ひとことアドバイス

「『体力だけは自信がある』、『読み聞かせが得意』など、自分の得意分野を活かせるよう作業の内容で選びたい場合は、『助けあいジャパン』サイト内の『役に立つ情報へのリンク集』や、各地の案内所の情報も活用しましょう。でも、その場合にも現地の状況によって作業が変わる場合も想定されます。柔軟に動くための心がけは忘れないでくださいね」

被災地では、まだまだ皆さんの支援を必要としているそうです。もしボランティアをしたいと考えている人は、今回のようなことを参考にして、自分にできそうなものから探してみてはいかがでしょうか。

(栗本千尋+プレスラボ)

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