地震や台風などの災害は、いつどんなときに発生するか誰にも予測できないもの。いざという時のために日ごろから準備を万全にしておくことが大切です。とはいえ、実際に災害が起こるまでは「そこまでして対策しなくても......」となにも行動を起こしていない人も多いのではないでしょうか。そこで社会人のみなさんに、防災対策への意識を調査してみました。
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Q あなたは地震や台風などの災害に備えて防災対策をしていますか?
はい......33.6%
いいえ......66.4%
「はい」と答えた方は、およそ3人に1人でした。対策をする理由と、どんな風に対策しているのか、具体的な方法を聞きました。
■防災対策をするのはなぜ?
・知人に阪神淡路大震災の被災者がいて、防災対策の必要性をたたきこまれた(女性/29歳/小売店)
・自分だけでなく、妻と子どもたちを守るため(男性/33歳/マスコミ・広告)
対策をしている人は災害が起こる前に行動することで被害を減らせる、と考えているんですね。反対に防災対策をしていない人からは、「対策をするほどのことは起こらないと思う」(男性/27歳/運輸・倉庫/)というような声が多かったです。災害の怖さや備えの大切さは、実際に大変な経験をするまで実感がわかないという人も多いのでしょう。
では、実際にどんな方法で対策をしている人が多いのでしょうか?
■対策その1「備蓄」
・非常用食糧を3日分くらい用意しておく。非常用食糧があるおかげでスーパーに全く物がない状態でもひもじい思いをせずに済んだ(男性/30歳/電機)
・水とカロリーメイト、子供が赤ちゃんなのでオムツと離乳食。三日分の下着と、歯ブラシ、紙皿、ラップ、保温シートをアウトドア用の小さなトランクみたいなのに入れている。携帯には防災アプリをいれている。大雪で家の外に出られなくなったときにマジで助かった(女性/29歳/金属・鉄鋼・化学)
多くの方が挙げた防災対策が、食料や日用品の備蓄です。何がどれだけ必要なのかは、各家庭で異なるもの。できれば定期的に見直しして、状況に合う物資を維持できるといいですね。
■対策その2「怪我をしないために」
・食器棚とか大きな家具の上につっぱり棒をつけて倒れないようにしている。友だちが東日本大震災のときに買ったばかりのテレビが倒れて液晶が割れてショックだったと言っていたので、うちはいろいろ押さえをつけていてよかったなと思った(女性/27歳/金融・証券)
・阪神大震災のときにテレビが飛んだから。耐震マットをテレビの下に敷いている(女性/25歳/生保・損保)
災害時に最も大切なのは、「自分の身を守ること」です。とはいえ、いざというときにできることは少ないもの。平和な今のうちに想像力を働かせて、できる限りの対策をしておきましょう。
■対策その3「つい忘れがちなアレ」
・会社に、長時間歩けるような靴を常備している(女性/27歳/金融・証券)
・コンタクトをしていても必ずメガネを持ち歩く。生理のときは生理用品を必ず持ち歩く。家では防火カーテンにしている。東日本大震災のときは花粉症だったので、コンタクトの他にメガネを持参していたから目が助かった。家に帰れなくて会社に泊まることになったから、メガネがなかったら大変なことになっていたと思う(女性/30歳/金融・証券)
実際に経験してみると、「自分にとっては意外なアレが必需品だった!」ということもあるものです。先人の知恵をありがたく聞き入れて、地震の対策をしてみてくださいね。
今回のアンケートでは、防災意識について人によってかなり差があることがわかりました。いざというときに自分と家族の身を守るためには、普段から防災を意識することが必須です。油断せず、自分にできる対策から始めてみては?
調査期間:2015/2月(フレッシャーズ調べ)
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