仕事で疲れたときに食べたくなるのは、母親がいつも作ってくれていた懐かしい味。でも、自分で作っても、なかなか同じ味にはならないですよね。今回は社会人に、どうしても再現できないおふくろの味について聞いてみました。
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社会人女性に聞いた、自分と母親、手料理がおいしいのはどっち? やはり8割以上が......
■シンプルだけど難しい
・卵焼き。いつも弁当に入っていたが、同じ味はなぜか出ない(男性/28歳/自動車関連)
・肉じゃが。自分で作ると辛くなってしまう。どうしても自己流になってしまう(女性/25歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・普通のおにぎり。同じように握っているつもりだが全然味が違う。帰省から戻る際にはいつもおにぎりを持たせてもらって、飛行機の中で食べてほっこりします(女性/31歳/運輸・倉庫)
・おでん。母のおでんのだしの味がなかなかでない(女性/27歳/金融・証券)
・マカロニサラダ。ボールいっぱいのサラダを全部食べるぐらい好きだった(男性/37歳/通信)
・煮物全般。煮物を作ってもなんか違う。家に帰って食べるとやっぱりおいしい。水が違うのかもしれない(女性/30歳/商社・卸)
昔ながらの和食がずらり。卵焼きの絶妙な甘さなど、何度作っても同じ味にはならないですよね。おにぎりもなぜか、母親が握るとおいしいもの。何度も繰り返し作ることで、独特の味付けを生み出しているのかもしれません。
■再現したいのはこのメニュー
・お吸い物。あっさりしているからこそ難しい(女性/28歳/運輸・倉庫)
・お雑煮。毎年お正月に箱根駅伝を見ながら食べた(男性/36歳/機械・精密機器)
・茶碗蒸し。レベルが高くて私には再現できません。レシピまで書いてもらったのに、微妙な温度加減でうまくできず(女性/33歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・みそ汁。普通にほんだしを使っているはずなのに、母が作るとちょっと甘くなる(男性/29歳/運輸・倉庫)
汁物は味付けが難しいですよね。同じ「だし」を使っても、同じ味にならないところがもどかしい......。「隠し味」に秘密があるとしか思えません。
■家庭によって味わいが違う
・冷汁。作り方さえよくわからない。夏にさっぱりと(女性/35歳/学校・教育関連)
・けんちん汁。実家に帰ると、栄養を取るようにと具だくさんで作ってくれる(女性/29歳/団体・公益法人・官公庁)
・コロッケ。ちょっとしたお祝いごとがあると、たくさん作ってくれた記憶がある(男性/37歳/情報・IT)
・毎日の夕食で作ってもらっていた野菜の煮物。薄味の味付けが基調の独特の風味は、普通の人の感覚ではなかなか作れないと思います(男性/32歳/学校・教育関連)
・チャーハン。基本的にどのチャーハンもおいしいのですが、その日にあるものを適当に入れて作るので、時々すごくおいしいチャーハンができます。ただ、母もその味を再現できない......(女性/32歳/不動産)
おふくろの味を再現するためには、調味料の分量が重要だったりしますが、母親に聞いても「目分量」といわれてしまうことも。料理している姿をチェックすれば、謎が解決するかもしれませんね。
こんなにさまざまな料理で感動を与えることができる「おふくろの味」は偉大です。しばらく食べていない人は、「また食べたいなぁ」と思い出したことでしょう。
中には子どものことを思って、帰省からの帰りにお弁当を持たせてくれたり、宅配便で密封、冷凍処理をして送ってくれたりするというお母さんまで。本当に感謝したいですね。いつかは「おふくろの味」を自分のものにして、親しい人にご馳走してあげられるといいですね。
文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子
調査時期:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人500人(インターネットログイン式アンケート)
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