大学生時代からブロガー「はあちゅう」として注目され本を出版。企業から協賛を募って「タダで世界一周する」企画を実現するなど、様々な活動をしてきた伊藤春香さん。卒業後は大手広告代理店に就職。その後トレンダーズに転職し、現在は会社員の傍ら週末作家として雑誌、新聞で多数の連載を持つ。多忙な日々を送る彼女に「会社生活とキャリア」に関して聞いてみた。
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「学生時代からいろいろとフリーでお仕事させていただく機会があったのですが、大学を卒業したらやっぱり私にとって、働くことイコール会社に勤めるということだったんです。でもネガティブなイメージもけっこうあって。朝定時に行って夜は残業ばっかりで毎日なかなか帰れない。あとは、忙しくて夏休みとかも取れないんだろうなぁって。でもそれをやるのが社会人だから......自分にできるかなって思ってました」
バリバリと仕事をこなし、オフタイムを楽しむ、いわゆるキラキラ女子代表のような伊藤さんも、多くの学生と同じように会社生活の現実を考えると憂鬱に。そして「仕事に没頭する自信がなかった」とも。しかし働き始める前の不安とは裏腹に会社生活は想像以上に楽しかったという。
「新しくやることって基本的に面白いじゃないですか。もちろん毎日こなさなきゃならないルーティンワークもあります。その中に学生時代には体験できなかったような、ちょっとずつの刺激がある。企画書を作ったり、初めての出張があったり、これまで体験できなかったことや場所にだって行ける。あと、どんなに小さな仕事でも、想像以上に多くの人が関わっていることに驚きました。それができあがっていく過程の中で、自分にも役割があって、小さくても歯車の1つになれてることに感動したりして。少しは世の中を回していく役に立ててるかもって」
新たな刺激に夢中になっているうちにいつの間にか時間が過ぎていく毎日。
しかし、一方では社会に出て新たに体験することを楽しめなかったり、ストレスに感じる人もいる。それには「新しい体験を楽しいと思い込めることが重要」だと続ける。
「100%楽しいことなんて多分ないんですよ。だからお給料をもらっている以上、会社の方針や制約の中でベストを尽くして、仕事を楽しむのが会社員の役割だと思ってます。それができないのは自分の責任だし、もしかすると仕事自体が合っていないかもしれない。それに徹底的に楽しいことだけやりたいなら、それはもう自分で起業とかしてやるべきなんじゃないかなと」
充実した毎日にできるか否かは自分次第。会社という環境に適応するための努力も必要だ。適者生存とはよく言ったもので、環境にアジャストすることができるかもビジネスパーソンとしての第一の試練なのかも。
「自分の今いる環境に不満足だってアピールすることで、自分を挺している人っていますよね。"全然面白くないけど、ステップアップのために"とか"いつか起業するから"とか。本気で実行をする気もないのに、環境の不満をアピールしながら、ダラダラとその場に居続けるのってすごくカッコ悪い。人生って瞬間、瞬間の積み重ねだと思うんです。楽しいって感じられない瞬間がずっと続くのはもったいない。だから今の環境を充実させる術を見つけるか、思い切って方向転換するか。ここにいるはずじゃないって、ずっと感じながら仕事するのって苦痛だと思うし、周りもいい気はしないですよね」
環境を嘆くばかりで仕事に充実感を見いだせないのは人生おいて大きな損出だ。かのアップル創業者スティーブ・ジョブズは「人生のほとんどは仕事。それが楽しければ人生も楽しくなる」と言う。学生時代と比較してビジネスパーソンとして過ごす時間はずっと長い。だからこそ仕事を楽しむために、自分はどうあるべきかをしっかりと考えるべきだ。
「自分次第でいくらでも楽しくできるのが仕事。"やってやる"って気持ちでスタートしてほしいですね。私もお給料と引き換えに毎日ヘロヘロになるんだろうな......なんて考えてましたが、学生時代より社会人の方が100倍は楽しいと感じてますから」
伊藤春香
1986年生まれ。大手広告代理店入社後、2011年トレンダーズへ転職。雑誌や新聞でコラム連載多数。近著に「自分の強みをつくる」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
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