地方によっても違う、部屋選びする前に知っておきたい賃貸物件に関する用語集

更新:2018/07/30

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地方によっても違う、部屋選びする前に知っておきたい賃貸物件に関する用語集

3月は1年で一番人の移動の激しいシーズンだといわれます。入学、卒業、転勤などで、この3月に賃貸物件を借りる人も多いのではないでしょうか。そこで、賃貸物件を借りる際に役立つように「賃貸物件に関する用語の基礎知識」をご紹介します。

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●ALC

軽量気泡コンクリートを意味します。「構造:鉄骨ALC」と書いてあれば、鉄骨と軽量気泡コンクリートで造られた建物ということです。

・ALCのメリット:木造より断熱性に優れ、比較的軽く頑丈に造れる。
・ALCのデメリット:ALCは素材としてもろいところがあるのでメンテが重要。

●RC

鉄筋コンクリートを意味します。「構造:RC」とは、鉄筋コンクリートを用いて造られた建築物であることを示します。

・RCのメリット:耐久性、耐火性に優れています。
・RCのデメリット:結露しやすい面があります。

●SRC

鉄骨鉄筋コンクリートを意味します。「構造:SRC」とは、鉄骨鉄筋コンクリートを用いて造られた建物であることを示します。RCよりさらに頑丈です。

・SRCのメリット:鉄骨構造、鉄筋コンクリートが合わさった強固さ。
・SRCのデメリット:造りが高コストになるので、家賃も高めになりがち。

●1K

居室1つとキッチン(K)がある物件という意味です。居室2つとキッチンがあれば「2K」になります。

●徒歩○分

不動産業界では、分速80メートルで「徒歩何分かかるか」を記載しています。分速80メートルは「時速4.8キロメートル」なので、若干早く歩く感じでしょうか。

●礼金

賃貸物件を借りる際に、貸主に対して支払うお金です。この「礼金」は基本的に返却されません。「礼金○カ月分」といった表記がされ、月額家賃を基準にして金額が決められていることが一般的です。

関東で多く見られる制度ですが、近年ではこの礼金がない賃貸物件も増加傾向にあります。

●敷金

家賃を滞納した時のため、また退去時の原状回復費用などのためのお金をあらかじめ積んでおきます。これが「敷金」です。退去時には、敷金から原状回復にかかった実費などを引いた金額が借り主に返却されます。

契約時に用意しなければならない敷金は、礼金と同様に「敷金○カ月分」のように、家賃を基準に決められていることが一般的です。

●敷引き

最近では徐々に少なくなってきているようですが、関西、九州地方などで賃貸物件を借りる際に「敷引き」というシステムが取られる場合があります。これは、その賃貸物件を退去する際に「敷金から○カ月分を引いて清算する」というものです。

この敷引きが例えば「2カ月分」と決まっていれば、退去時には、最初に支払った敷金に相当するもの(保証金などの名称あり)から、月額家賃2カ月分を引いた金額だけが戻ってくることになります。

●仲介手数料

不動産屋を介して賃貸契約を結んだ際に、不動産業者に支払うお金です。一般的には1カ月分という不動産業者が多いようです。

●定期借家契約

貸主と借り主の間で結ぶ賃貸契約の形式の一つ。現在はこの定期借家契約が一般的で、「あらかじめ設定されている期間が終了すると自動的に契約は終了し、更新は行われない」という特徴があります。

●ゼロゼロ物件

「礼金ゼロ、敷金ゼロ」の賃貸物件をこのように表記することがあります。ただし、礼金、敷金がゼロでも、何か他の名目でお金が必要となる場合もあるので注意が必要です。

●WIC

ウォーク・イン・クローゼットの略で、人が入れるほどの広さがあるクローゼットのことです。「WCL」と略されている場合もあります。

●MB

メーターボックスの略です。図面に書いてあって、「何だこれ?」と思うかもしれませんね。

賃貸物件の間取り図などを見ると、やたらとアルファベットで略表記されていたりして、「?」と思うことがあるでしょう。WICやMBなどは、初めて見たらまず分からないのではないでしょうか。

賃貸物件を借りる際には、不動産屋さんの話をよく聞いて、必ず現物を確かめるようにしてくださいね。

(高橋モータース@dcp)

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