イケメン神話の崩壊!?　犬山紙子×はぁちゅうが語る社会人の恋愛の実態

20代男女に学生時代と社会人の「恋愛」に関して違いを感じたかをアンケートしたところ学生時代と現在で「違いを感じた」と回答した人が56.3％と半数以上を占めた。そこで、恋愛に関しては一家言ありの犬山紙子さんとはぁちゅうこと伊藤春香さんに社会人の恋愛の実態についてをお話を伺いました！

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伊藤／社会人になって「出会いが減った」と感じている人が多いね。

犬山／私はむしろ増えた感覚が。職種にもよるかもしれないけど、社会人になると出会える人の?種類?が増えるのは事実だと思う。例えば、上下の付き合い。学生時代は先輩後輩が３歳差の範囲に限られていたけど、社会人になると10以上も年の離れた人と飲みに行く機会も増えるし、交遊の幅が広がる。恋愛関係もそうだよね。

Q：社会人の恋愛はどんなカタチの出会いが一番多いと思いますか？

１位　友人の紹介　46.5％
２位　社内で知り合った　21.8％
３位　仕事で知り合った　16.1％
※以下略

伊藤／うん。アンケートによると、出会いのきっかけ１位は「友達の紹介」みたい。２位の「社内恋愛」も、実感値としてすごく多いと思うんだけどなあ......。

犬山／会社みたいに、決まった異性に毎日会えて一緒に何かをするという環境は、すごく恋愛に向いてるよね。小学校の時も、クラスに一人は好きな男子いなかった？

伊藤／いたいた（笑）。確かに社内恋愛はその感覚に近いかも。

犬山／その他、「仕事を通じて出会った社外の人」や「偶然から」付き合う人も多いみたい。

伊藤／社会人の出会いって、限られた世界にいる学生よりも無限の可能性があるもの。結局のところ、自分がどれだけそういう場に出向けるかじゃない？　「出会いが減った」と感じたなら、飲み会でも趣味でも新しい場に出向けばいい。

犬山／自分次第ってところだね。「社会人＝出会いが少ない」と悲観する必要は、全くないですよ！

伊藤／ところで、学生時代にはなかった仕事が生活の中心になることで、恋愛観は変化した？

犬山／女性の立場から言うと、キュンとするポイントは変わってくるのは確か。私はそれを『イケメン神話の崩壊』って呼んでる。

伊藤／何それ、気になる!?

犬山／学生時代は顔がいい男子がモテたけど、社会人になると仕事ができるとか話が面白いとか、そういうところもモテポイントに入ってくる。イケメン以外にも挽回のチャンスがあると言いたい！

伊藤／確かに新入社員時代は、仕事ができる上司がカッコよく見えたかも。魅力的に感じるタイプも自然と変わってくるよね。

犬山／女性の場合はまた別で、美女の需要は持続。でも若さという価値は、毎年入ってくる新入社員によって年々低下......。長くモテたいなら、内面を磨かないと。

伊藤／わかる。25歳を過ぎると、かわいいだけじゃ通用しない。

犬山／これほど男女の恋愛価値観が変わる時期だからこそ、学生時代から付き合っているカップルにとって、新生活はひとつの試練。

伊藤／ある意味、愛の強さを試される時期だね。でも周りでは、それを乗り越えたカップルが早くに結婚するケースが多いなあ。

Q：学生時代の恋愛は社会人になっても続きましたか？

続いた......59.3％
続かなかった......40.7％

犬山／長年の信頼があるからね。でもね、一つ言いたいのは社会人の恋愛って、学生時代とは比べ物にならなくらい楽しいってこと。

伊藤／そのとおり！　自由に使えるお金も増えて、二人で行ける場所、できることも増える。「こんな楽しみ方あったんだ？」と感動することも。学生時代の3倍楽しい恋愛が待ってます。（断言）

犬山／ネガティブにならずにどんどん恋愛して、社会人生活をエンジョイしてね！

（中村朝紗子）

犬山紙子
1981年生まれ。イラストエッセイスト。著書に「負け美女」（マガジンハウス）など。現在、「内村とザワつく夜」（TBS 系、火曜夜21:00 ?）にレギュラー出演中。

伊藤春香
1986年生まれ。電通入社後、2011年トレンダーズへ転職。雑誌や新聞でコラム連載多数。近著に「自分の強みをつくる」（ディスカヴァー・トゥエンティワン）。

調査期間：2013年12月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象件数：20代社会人500人（インターネットログイン式アンケート）

※この記事は「フレッシャーズマガジン」からの転載しております。