ただうるさいだけの存在と感じていた親のもとを離れてみて、初めてそのありがたさを知ったという人は少なくありません。これまで経験したことがないことに悪戦苦闘するうち、親の優しさや偉大さに気づくはず。若手社会人533名に、「親のありがたみ」を感じた瞬間について聞いてみました。
■「当たり前」だと思っていたことに感謝
・「ひとり暮らしを始めてから仕事で疲れて自炊できなかったとき」(女性/27歳/運輸・倉庫)
・「ひとり暮らしをしていた時、洗濯のたびに親のありがたみを感じた」(男性/30歳/情報・IT)
遅くまで仕事をして帰ってきてからの自炊や洗濯は、本当にしんどいもの。当たり前のように、食事やきれいな衣類が用意されていたことにつくづく感謝します。
・「病気にかかった時は親のありがたみを感じる」(男性/29歳/アパレル・繊維)
風邪などをひいてひとりで寝込むことは、何度経験しても「慣れる」ことがありません。その都度、親の優しい看病を思い出してしまいます。
■心配してくれてありがとう
・「定期的に手紙をくれるところ」(男性/25歳/マスコミ・広告)
直筆だからこそ伝わる親の思いや優しさもありますね。たまにはメールではなく、手紙を出してみては?
・「ひとり暮らしをしていたときに、時々かけてきてくれた電話。いつも当たり前に感じていた優しさを初めて感じることができたと思う」(男性32歳/学校・教育関連)
手紙と同じく、電話を通して聞く親の声には安心させられますよね。
・「うるさいくらい心配してくれる」(女性/24歳/機械・精密機器)
・「親身になって話を聞いてくれること」(男性/35歳以上/電力・ガス・石油)
一緒に暮らしているうちは、ただうるさいだけに聞こえる親の言葉。でも苦労をかさねるうち、その本当にありがたさに気が付くようになるものなのでしょう。
■お金を稼ぐって大変!
・「給与から生活費を差し引くとほとんど残らなかったとき」(男性/32歳/機械・精密機器)
・「給料から貯金することが難しいと知ったとき」(男性/30歳/運輸・倉庫)
限られた収入で、子どもたちに決して貧しい思いをさせない親の努力は、お金に苦労しなければ決して理解できないかもしれません。
・「金欠だったとき、食材を送ってくれた」(女性/25歳/学校・教育関連)
食べものはお金以上に愛情を感じるのは私だけでしょうか?
■育ててくれてありがとう
・「大変な苦労をすることなく、大学まで卒業できたこと」(男性/30歳/団体・公益法人・官公庁)
・「進学させてくれたこと」(女性/25歳/学校・教育関連)
学費の支払いのみならず、仕送りまですることは、親の経済的な負担がかなりのものに。社会人になって初めてリアルに気が付くことかもしれません。
■いつまでも見守っていてくれてうれしい!
・「プー太郎だった時期も見捨てずにいてくれたこと」(男性/28歳/機械・精密機器)
・「一度仕事を辞めて消沈気味だった時に、ありのままを受け入れてくれたこと」(男性/33歳/その他)
何かと口やかましいと思っていた親もいざというとき、決して最後まで自分を見放さない最大の味方になってくれるものです。
・「実家に帰った時。普段、ひとり暮らしで気を張っているので、至れり尽くせりで、ありがたみを感じる」(女性/30歳/学校・教育関連)
あたり前に過ごしていた実家の快適な環境は、ひとり暮らしを経験しなければ決して気が付くことはできないのでしょうね。
■親と同じ立場になって初めて気づいたこと
・「自分が毎日満員電車に乗るようになって、父が毎朝何十年も会社に行って家族のために働いていたかと思うと、口答えしていた自分を反省した」(女性/31歳/金属・鉄鋼・化学)
・「結婚して家事をしてみて、働きながら家事をして、加えて子育てもした母のありがたみを感じた」(女性/30歳/生保・損保)
親と同じ立場に立つことで、理解できる大変さがあります。その経験をすることが、次に皆さんが親になるための第一歩なのかもしれません。
皆さんの回答を見ながら、私自身も自分の親について深く考えさせられました。離れてみて、社会にもまれてみて、ようやく垣間見える親の苦労や優しさ。いつか自分が親になったとき、最も参考となる最高の先生こそが自分の親なのだとつくづく感じます。さて、同居の人はもちろんのこと、この年末年始に久しぶりにご両親に会うという人も少なくないはず。小さなことでも感謝の気持をあらわしてみてはいかが?
文・OFFICE-SANGA 西村裕広
調査時期:2013年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:20歳から34歳の社会人533人(インターネットログイン式アンケート)
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