友達との約束よりも仕事を優先させる人、逆に仕事が残っていてもプライベートを優先させる人、仕事とプライベートの優先順位は、人によってさまざまですよね。社会人300人に「仕事とプライベートどちらを優先させますか?」と質問したところ、40%の人が「場合によっては仕事を優先させる」と答えました。「仕事は頑張りたいけどやっぱり自分の時間が大切」というプライベート優先派の人が多くいる一方で、仕事を優先させる4割の人はどのような気持ちなのでしょうか? その理由を聞いてみました。
【単純に仕事が好きだから】
・「好きなことを仕事にしているから」(女性/社会人8年目/その他)
・「どんな文句を言っても、結局は好きな仕事をしているので頑張っている」(女性/社会人2年目/教育業界)
このように、単純に仕事が好きだから仕事に打ち込んでいるという人も。こういったタイプの人たちは、残業しているのを忘れてしまうくらい仕事に没頭してしまうのでしょうね。
【必要とされているから】
・「自分にしかできない仕事があるときは、やりがいを感じるし、頑張りたいと思う」(女性/社会人3年目/金融業界)
・「会社の中で必要とされているという感じを受けたとき」(女性/社会人8年目/IT業界)
「自分がやるしかない!」という仕事は、プレッシャーになることもありますが、責任が重い分やりがいを感じられますよね。また、「先輩や同期が必要な存在だと言ってくれたとき、仕事を頑張りたいと思った」という意見もありました。
【周りが頑張っているから】
・「プライベートを優先させたいが、誰かに押し付けてまでプライベートを優先させようとは思わないから」(女性/社会人4年目/損保業界)
・「仕事が忙しく部署の人がみんな残業しているのを見て、自分も頑張らなくてはと思った」(男性/社会人1年目/運輸業界)
あまり仕事は好きではないけれど、周囲の人に迷惑をかけたくないから、仕事を優先させるという回答がいくつかありました。ほかには「社会人としての責任があるから」などの答えもあり、社会の一員として仕事を頑張ろう!という気持ちがやる気の源となっているようです。
【人とのつながりが大切だから】
・「仕事を一緒に頑張った仲間とは、飲み会だけの付き合いだったころよりも格別に仲良くなれたので、それ以来仕事をなるべく優先させるようになった」(女性/社会人8年目/精密機器業界)
・「生徒のために頑張ろうと思った」(男性/社会人4年目/教育業界)
ほかには「結婚して、守る家族がいるので仕事を頑張らないといけないと思った」というエピソードも。仕事仲間や家族など、人とのつながりが仕事へのモチベーションを高めることもあるようです。
残業してまで仕事を頑張る理由は、人それぞれ。あなたは、何のために仕事を頑張っていますか?
調査日:2011/06/20
アンケート対象:COBS ONLINE
有効回答数:300件(ウェブログイン式)
●石田はるか