パソコンを使っているとあっという間に時間が過ぎてしまい、気がつくと肩はコチコチ、腰も痛い、なんてことはありませんか? 会社でも自宅でもパソコンを使う時間が増えれば増えるほど、体への悪影響も気になります。そこで、「KIZUカイロプラクティック」(東京・日本橋)の院長である木津直昭先生に、パソコンを使うときの正しい姿勢について教えていただきました。
●近年増えつつある「マウス症候群」
「うちのクリニックを訪れる患者さんのうち、90%近くがパソコン使用による不調だと考えられます」(木津先生)
クリニックがオフィス街に近い日本橋にあるという場所柄もありそうですが、パソコンの使用で不調を感じる人は、ものすごく多いんですね。
こうした人に多く見られるのが「ストレートネック」という状態だそうです。本来は前に湾曲しているはずの頸椎が、姿勢の崩れや慢性的な疲労、負荷によってまっすぐになってしまうというものです。これが、頭痛、首こり、肩こり、吐き気、腕や手のしびれ、めまい、頭痛……とさまざまな症状の原因になるんだとか。
また、通常、パソコンを使用するときには、利き手をマウスに固定したままの状態が長時間続くことになります。このため、利き手側の手首や肘、肩などが痛む、手・腕のしびれ、腱鞘炎(けんしょうえん)、腕が上がらないなどの症状が出ることも。また、片方の手だけを使うために体の軸が崩れて、肩こり、腰痛、頭痛その他さまざまな症状を引き起こすこともあるそうです。こうした、いわゆる「マウス症候群」の患者さんは、近年増えているそうです。
●ポイントは、椅子の座り方
パソコン用の椅子は10万円以上するような高価なものもありますが、木津先生によると、「高価な椅子=いい椅子とは限りません。どんな椅子でも、正しい座り方を意識することが大切です」とのこと。
大きくのけぞって背もたれに寄りかかっている「背中座り」や、椅子の前の方にお尻だけ乗っけて前のめりになっている「チョコン座り」、机に頬杖をつく「頬杖座り」、体が横にスライドしてしまう「ボディスリップ座り」など、体が前後左右に歪む座り方はNG。どれも、長い時間パソコンの画面をのぞいていると、ついやってしまいそうな姿勢ですよね。下にリンクした木津先生のクリニックのウェブサイトに写真付きで解説されているので、参考にしてください。
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