【世界一周バックパッカーの旅ノート】vol.9:旅の"カタチ"は自由! 世界には、ユニークな旅人が大勢います

更新:2016/01/28

付き合い・人間関係

卒業旅行

国境を越えたグローバル採用、世界規模で展開されるWEBサービスの登場……。ここ数年で、さらに日本の学生に身近になった"海外"では、今一体どんなことが起きているのでしょうか。また、海の向こうでは、どんな経験やチャンスが得られるのでしょうか? 世界一周の旅を続けた旅人「太田英基」さんが、日本の若者に伝えたいと思った"海の先で見つけたもの"を紹介します。


いよいよ、「卒業旅行」のシーズンが間近に迫ってきましたね。
僕は今、前回ご紹介したインドを抜けて、隣国バングラデシュの首都「ダッカ」に来ています。

インドだとマサラ(混合香辛料)の味が強く、正直何を食べても似た味を感じていたのですが、隣国バングラデシュではマサラがそこまで利用されていないのか、料理の味付けが非常に美味しく感じられています。
これまで40カ国以上旅をし、各国で様々な料理を口にしてきましたが、この旅の間に僕の舌が相当貧しくなっていることは間違いないでしょう。味付けが過剰に濃すぎたり、単調だったり、日本人には強烈な風味の食べ物が当たり前のように食卓に並んでいたり......。中には味覚が合う国もありますが、やっぱり僕にとっては日本食が世界一だと改めて感じています。

さて、本題です! 今回の記事で注目したいテーマは、「旅のスタイル」。
"旅"といっても、その内容や楽しみ方は千差万別。極論を言うと、なんでもアリなわけです。
旅行は、あなたの大事なお金と時間を費やして行くわけですから、誰も文句を言う権利はありません。

現在、世界一周の旅の途中にいる僕自身、勝手に旅プロジェクトを立ち上げて動いたり、様々なWEBサービスを利用して現地の人と積極的に交流したり、世界遺産や観光スポットに行くよりも現地のスーパーマーケットに出向き、商品を調べながら現地のライフスタイルを分析したり......。だんだん、旅のスタイルが混沌としてきています。
でも、それも一つの旅の"カタチ"だと思うんですよね。

世の中には、色んな旅の"カタチ"があります。
海外を旅していると、個性的な"カタチ"を持った旅人に出会うこともありますし、何かしらの目的意識を持って旅をしている人たちと顔を合わせる幸運に恵まれることもあります。
僕が、まだお会いしたことがない人でも、こんな個性的な旅人が世の中にはいます。

例えば、2010年のサッカーのワールドカップ時に、「世界一蹴の旅( http://www.libero2010.net/)」と称して、参加国32カ国を巡る旅をしていた人もいます。
会社を退職して「COOL JAPAN&BOOM JAPAN( http://cool-boom.jp/)」という旅企画を実施していたご夫婦もいます。
旅をしながら、"世界中の人の夢を叶える"という企画を実施していた人( http://ameblo.jp/chuntari-blog/)もいます。
ストリートライブを繰り返しながら、そこでもらえるオヒネリを元手に旅を続けていくというストイックな企画で旅を続けた人( http://ameblo.jp/worldstreetmusic/entry-1099135367...)もいました。

他にも、世界中の建築物を観て学ぶために旅をしている建築士の人、廃棄物処理施設を訪問しながらそのレポートをブログに公開するという旅をした人、世界中の大学に訪問し世界中の同世代と繋がりをつくろうとしていた人( http://88spirits.com/)、旅の途中で出逢ったイケメンの写真を撮り続けている人(http://guide.arukikata.co.jp/ikemen/)もいました。

日本人以外でも、僕がポルトガルのリスボンで出逢ったロシア人のバイク旅行者は、言葉を発さないという条件下で、バイク一台で世界旅行を続ける旅の"カタチ"でギネス記録を目指していました。

▲ロシア人の旅人。"喋らない"旅で、ギネス記録を目指しているそう。


彼は、ジェスチャーや筆談で現地の人たちと交流をしていたのですが、こうやって独自にギネス記録を目指しながら旅をするのも一つの旅のスタイルだと思います。



その他にも、もっともっと今回の記事に挙げ切れないぐらい、色んな旅の"カタチ"があります。

例に挙げた人たちは、「ちょっとやり過ぎ!」と思う人もいるぐらいですが、旅は自由でいいのです。

自分の好きなようにやればいいのだと思います。

みなさんは、そう思いませんか?



卒業旅行に出かけるまで、あまり時間はないかもしれませんが、一つ何かテーマや目的を持って旅をすると、より充実した時間が過ごせるはずです。



皆さんは、どんな旅の"カタチ"を描きますか?

難しく考えず、自由に思うがままに、考えてみてください!

▲ポルトガルの「リスボン」にある、巨大な世界地図。

▲「パレスチナ自治区」にあった交通看板。



太田英基


【バックナンバー】

>>ケチャップ強盗"という手口も!? 海外旅行中のトラブル事例と対処法

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プロフィール: 太田 英基(Hideki Ota)

大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を運営する株式会社オーシャナイズを仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。
2010年9月15日に出国し、世界一周の旅にシュッパス。その一方で、海外で働く日本人("異国のサムライ")100人を探す旅「SAMURAI BACKPACKER PROJECT」を遂行。
他、様々なWEBメディアでもコラムを連載し、好評を得ている。2011年夏、東洋経済新報社より「 1か月10万円留学の衝撃!『フィリピン「超」格安英語留学』を上梓。

SAMURAI BACKPACKER PROJECT: http://samuraibp.com/
Twitter: @mohideki


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