貯金ができない人必見! FPに聞いた、若いうちにお金が貯まる体質にするための3つの習慣

更新:2016/06/13

貯金・節約


■若い世代に勧める「お金を使うときの習慣」3つ

——具体的にどんなことを実践すれば貯金体質になるでしょうか?

前野先生 3つ挙げてみましょう。

1.自分が月に使えるお小遣いを決め、それを超えないようにする
2.クレジットカードの使用を見直す
3.友だち付き合いのための出費を見直す

——まず1はどういうことでしょうか。

前野先生 学生の内は手にしたお金の多くは自分が自由に使えるお金ですし、就職してもシングルの間は自分の収入は全部自分で使えます。

そのため、遊びや趣味に使っているお金の総額を意識することは少ないでしょう。でも、実は食費、遊興費、交際費などときちんと分類して考えるべきです。

そして月の「お小遣い」の上限金額を決めて、それを超えないようにしましょう。これが身に付くと無駄遣いがぐっと減ると思います。

——なるほど。

前野先生 こういう習慣を身に付けておくと、結婚してからお小遣い制になってぶーぶー言うこともないと思いますしね(笑)。

——2のクレジットカードについてですが。

前野先生 便利なので使い過ぎないように注意しないといけません。こちらもやはり上限金額を決めるなど、自分でルールを決めてそれを守るようにしましょう。あと、カードのポイントを過信しないことです。

カードのポイントはどれもだいたい0.5%ぐらいの還元率ですから、1カ月5万円として、1年で60万円分使ったとしても、そのポイントは3,000円です。メルマガの案内で届くポイント10倍などにつられて、要らないものまで買い物をするといったことは本末転倒ですからやめるべきですよ。

あと、ネットで買い物をする際には「1万円を超えると送料無料!」というように一定金額を超えると送料無料になることが多いです。

ただし「あと1品買うと送料無料になるから」といったついで買いは厳禁です。ついで買いしたものは一つ一つは小さくても、合計すると意外に膨れ上がるものです。商品の値段だけではなく、必要なものは最初から送料込の値段で比較してから買うようにしましょう。

——最後の3は友だちとの付き合いかたですか?

前野先生 「友だちと遊ぶお金をケチりましょう」ということではありませんよ(笑)。「本当は行きたくないけど、やっぱり一緒に行っておいた方が後々何か言われることがないし......」というような支出を減らすということです。

友だちとのつながりを保つための消費をするのは、男性よりも女性の方が多いのですが、気が進まないままに行う支出は、お金はもちろん、時間、労力も負担になります。あなたの大事な時間とお金はあなたが本当に使いたいところに使ってくださいね。

——友だち選びにまで関わる話ですね。

前野先生 使ったお金を「もったいなかったなぁ」と後悔することが重なるのなら、お付き合いも考えたほうがいいかもしれません(笑)。自分を大事にするのなら、本当はいらない出費を「お付き合い」という言葉にくるまないような体質にしておくのは大切なことですよ。

——ありがとうございました。

いかがだったでしょうか。お金を貯める「目的」を持つこと、ライフプランを考える「計画性」を持つことが何よりも大事なようです。若いうちからこれらを心がけて、お金に困らない人生を送りたいものですね。

⇒前野彩先生の『FPオフィス will』のホームページ
http://fp-will.jp/

⇒前野彩先生の最新著作『やれば必ず得する! ふるさと納税最新ガイド (タダ同然で全国の特産品がもらえる!) 』
http://urx2.nu/fyHT

(高橋モータース@dcp)

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