STEP2:「先輩に好かれるための練習」
"第一印象って大事!"──みんながわかっていることです。職場でも同じです。新人がいきなり「コイツはデキる!」と思わせれば、大きなアドバンテージになります。そこで今回は、先輩に好かれるためのトレーニングを行いましょう!
■"教育係"はあなたを育てるためだけに存在しているわけじゃない!?
新入社員になると、大学4年生的な先輩、3年生的な先輩、2年生的な先輩がいることがわかります。 3年生(30~40代の中間管理職)は、役員から"必ずこれだけ稼げ!"などと現実的な目標を設定されています。 キミに対しては「戦力になってくれる」ことを望んでいます。キミが役に立ってくれないと、1人あたりの成果が落ちてしまうからです。 4年生(40代以降の役員、社長)は「上司がいない」という意味では気楽です。ただし、この立場になると、自分の決断一つで会社の行く末が決まってしまう、 といった心労を常に抱えています。また、若い頃によほどがんばらなければこのポジションにはつけません。 2年生(20代の若手社員で、キミの教育係)は、3~4年生(上司たち)から「新入生を鍛えておけよ」と言われているはずです。 部活で言えばコーチのような存在です。2年生がなぜ、新人を育てるのか? もちろん、後輩である新人への愛情からくるものが大きいはずです。 一方で、「有望な新人を育てました」と実績を作り、先輩に認められるためでもあるのです。
会社でも、好きな人の依頼なら「残業してでもがんばろう」と思うものですが、好意を持っていない人からの依頼であれば「今忙しい。なぜもっと早く言ってくれなかったのか」と断ってしまうということも考えられます。好かれるか、嫌われるかで大きな差が生じるのです。 やはり、好かれる一番のコツは、相手を喜ばせること。しかし、学生時代と大きく違う点があります。それは、学生時代とは、世代や立場が大きく違うということです。だから、相手が何を喜んでくれるかわかりにくいのです。 仮に、あなたが課長以上の先輩にほめられたとします。そのときは笑顔で一言「(教育係の)○○さんに教わりました!」と言ってみましょう! 教育係は、課長や部長にいい顔ができてうれしいですし、課長や部長は、キミが教育係の先輩を立てていることがすぐにわかります。単に、ほめられて「ありがとうございました」とありきたりな答えを返すのとは雲泥の差なんです。 また、もし課長がなにかで疲れているとします。「がんばってください」と声をかけますか? それとも「私も早く課長の役に立ちたいです。がんばります」と言いますか? もし、「がんばってください」と言われたら、課長は怒るかもしれません。「キミが来た分の売り上げを立てるのに必死なんだよ、本来、がんばるのはキミなんだ!」と思われても不思議ではありません。一方、「がんばります。新人の私にもできるお手伝いはありませんか?」と話せば、「わかってるなぁ」とうれしい気持ちになるはずです。
■目の前にいる相手が"何が喜ぶか"探す訓練をしておこう!
「相手が望むことは何か?」これを的確に知るためには、学生のうちから訓練をつんでおくことが重要です。難しいことではありません。相手目線で考えることです。たとえば、キミのおばあさんが「スーツ代にして」と就職祝いのお金をくれたとします。おばあさんはきっと、あなたのスーツ姿を見たいのでしょう。それなら、写真を送ってあげればよいのです。一方で、もしキミが初月給で何か買って送ったとしましょう。おばあさんは、「ものが欲しかったんじゃないの......」と悲しむことだってあるかもしれません。 これから、キミはいろんな立場の人と付き合っていくことになります。みんなといい関係を築きたいなら「その人が喜ぶこと、怒ること」を理解するのが一番早いはずです。
「誰かと会ったら、相手が何をすれば喜ぶか、相手目線で考えてみてください」
プロフィール
夏目幸明(なつめ・ゆきあき) 1972年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店『アサツーディ・ケイ』に入社し、その後、雑誌記者へ。現在、小学館『DIME』にヒット商開発秘話「UN・DON・COM.」を、講談社『週刊現代』の「社長の風景」を連載中。『資格の学校TAC』の『マスコミ・就活対策』の講師もつとめる。Wセミナー講師陣 twitterアカウント@natsumedayo facebookアカウント「夏目幸明」
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