- 「IT業界が人材不足って本当?」
- 「IT・Web業界で働くメリットやデメリットは?」
上記のような疑問や関心をお持ちの方に向けて、今回は下記の内容について紹介します。
この記事で分かること
- IT・Web業界は人材不足!
- IT・Web業界が人材不足である原因
- IT・Web業界で働くメリット、デメリット
- IT・Web業界で求められる人材
- プログラミングスキルを習得する方法
- IT・Web業界に就職するコツ
- IT・Web業界で活躍できる2つの職種
本記事を読めば、IT・Web業界の将来性や可能性を確信でき、今後必要なスキルを把握できるでしょう。
後半ではIT・Web業界で就職するコツや職種について紹介しています。
ぜひ、最後までお読みください。
IT人材不足の中でプログラミングができる人材は重宝されます。
プログラミング人材になる上で、スクールは一つの有力な手段です。
まずは無料体験から、気軽に検討してみることをおすすめします。
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IT・Web業界の人材不足は本当!
結論から言うと、日本のIT・Web業界の人材不足は真実であり、年々不足が増えている状況です。
経済産業省によると、2030年にはIT人材が最大で79万人必要とされています。
引用:経済産業省
IT・Webの人材不足によって、2025年以降は約12兆円/月の経済損失が生じる可能性があり、深刻な状況だと言えるのです。
(参考:経済産業省)
そのため、経済産業省はIT人材の不足を打破すべく、さまざまな施策を行っています。
例えば、プログラミング教育の義務化や、助成金、補助金が代表的な例です。
しかし、現在でもIT・Web業界の人材は不足している状況であり、供給が追いついていない業界なのです。
IT・Web業界が人材不足である3つの原因
IT・Web業界が人材不足である原因は、3つあげられます。
IT・Web業界が人材不足である原因
- マーケットの拡大
- 日本の少子高齢化・人口減少
- 業界のネガティブなイメージの定着
上記の通りIT・Webの人材不足は、業界だけでなく国としての問題もあげられるのです。
ここからは、具体的にそれぞれの原因について確認しましょう。
マーケットの拡大
IT・Web業界の市場が年々拡大していることで、人材不足となっています。
矢野経済研究所によると、国内民間企業のIT市場規模は、2020年には約12兆9千億円あると報告しています。
2023年には約13兆8千億円を超え、さらに市場規模が拡大すると予想しているのです。
引用:株式会社矢野経済研究所
市場が拡大している理由は、経済産業省によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進化があげられます。
DXとはデジタル技術の浸透によって、生活をより良いものに変革させる概念を言います。
各企業は、競争力維持・強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)をスピーディーに進めていくことが求められています。
引用:経済産業省公式サイト
経済産業省のDX推進化によって、IT・Web業界の市場が拡大し、人材が不足しているのです。
例えば、企業のコロナ禍によるデジタル化への取り組みは、DX推進化が可視化されている一例でしょう。
日本の少子高齢化・人口減少
日本の社会問題である少子高齢化や人口の減少も、IT・Web業界が人材不足になっている原因です。
日本は高齢化によって、IT技術やスキルを持った人の平均年齢が高い傾向にあります。
IT業界に特化した転職サイト「Geekly」によると、IT業界全体の平均年齢は38歳と言われています。
(参考:Geekly Media)
そのため時が経つにつれて、IT人材が定年退職などを理由に現場から去っていく可能性が高いのです。
また一方で日本の少子化や人口の減少問題は、IT人材の不足を助長させる大きな原因と言えるでしょう。
このように少子化高齢化や人口の減少によって、IT・Web業界の人材は不足しているのです。
業界のネガティブなイメージの定着
IT・Webのネガティブなイメージが定着していることで、人材が不足しているとも言われています。
なぜなら一部では、IT業界が「新3K」の業界と考えられているからです。
「新3K」とは、「きつい、厳しい、帰れない」を意味する言葉で、過酷な労働状況を指します。
当然多くの方は、残業が多かったり過酷な労働環境であれば、働くことに魅力を感じないでしょう。
IT業界の人材は「新3K」といったネガティブな働き方のイメージによって、不足していくのです。
しかし、企業によっては「リモートワーク」や「時短勤務」「フレックスタイム制度」など、働き方に変化が生まれています。
人材不足とされるIT・Web業界で働くメリット
人材不足とされるIT・Web業界で働くメリットは、4つあげられます。
- 就職・転職がしやすい
- 比較的年収が高い
- スキルとして身に付く
- 働く自由度が高い
上記の通りIT・Web業界は経済的に安定するだけでなく、働き方の選択肢も広がると言えるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれのメリットについて確認しましょう。
就職・転職しやすい
IT・Web業界は、他の業界と比べて就職や転職がしやすいメリットがあります。
その理由は単純で、IT・Web業界の人材が不足しているからです。
実は就職難易度が高そうなエンジニアやプログラマーでも、最低限のスキルさえあれば就業できる可能性が高いです。
職への就きやすさは、人材が不足している業界を選ぶ大きな魅力と言えるでしょう。
しかし言い換えれば、就職や転職がしやすくても、スキルがなければ就業後に苦労してもおかしくありません。
そのため就業前から、業務に支障をきたさないためにも、スキルを向上させることを意識し、学習に取り組みましょう。
比較的年収が高い
ITやWeb業界は、比較的年収が高い傾向にあります。
求人ボックスによると日本の平均年収は、約430万円程度と言われています。
年 | 平均年収 |
2015 | 420万円 |
2016 | 422万円 |
2017 | 432万円 |
2018 | 441万円 |
2019 | 436万円 |
(参考:求人ボックス公式サイト)
一方でIT・Web業界の平均年収は、下記の通りです。
仕事 | 平均年収 |
プログラマー | 約438万円 |
Webエンジニア | 約584万円 |
ITエンジニア | 約489万円 |
このようにIT・Web業界の平均年収は、日本全体の平均年収と比較すると高いことがわかります。
またIT・Web業界は、年功序列よりもスキルや実力を持った人材が好まれる傾向があります。
そのため努力をすれば、20代での昇進や昇格が簡単にできるかもしれません。
スキルとして身に付く
IT・Web業界で働くと、スキルが身につき今後の働き方が広がります。
IT業界の代表的なスキルと言えば、プログラミング言語です。
近年プログラミング言語は、「Python」や「JavaScript」「Java」を中心に需要が高いです。
基本的にプログラミング言語を習得すれば、多くのIT企業で需要が高く、転職できる可能性が高いです。
またプログラミングスキルやコミュニケーション能力など実力を身につけることで、フリーランスとしての道も開けます。
このようにIT・Web業界で働くことは、スキルの習得や多彩な働き方の実現に繋げられるかもしれません。
働く自由度が高い
ITやWeb業界で働けば、比較的働く場所の自由度も高くなります。
頻繁にパソコンを使用し業務をこなすIT・Web職は、基本的にネット環境さえあればどこでも仕事ができます。
そのため企業によっては、自宅でのリモートワークも推奨しており、場所に囚われにくいです。
現在のコロナ禍の情勢に対応できるだけでなく、手間や時間をかけてオフィスに行く必要がなくなるかもしれません。
つまり働く自由度の高いIT・Web業界は、”効率化”も図ることができるのです。
また企業によっては、海外での在住者の雇用も受けており、グローバルな働き方の実現も期待できるでしょう。
このようにIT・Web業界は、働く自由度が高いメリットがあります。
人材不足とされるIT・Web業界で働くデメリット
一方で人材不足とされるIT・Web業界で働くデメリットは、3つあげられます。
IT・Web業界で働くデメリット
- ノースキルでの就職が難しい
- 就職後も学習しなければいけない
- AIに代替される可能性がある
上記の通りIT・Web業界は、就業前後にスキルのための学習をしなければいけません。
ここからは、具体的にそれぞれのデメリットについて確認しましょう。
ノースキルでの就職が難しい
IT・Web業界は、スキルなしでの就職が難しいとされています。
求人サイトによっては、”未経験からOK”というエンジニア転職などを確認したことがある方もいるかもしれません。
しかし実際は、完全ノースキルでの就業は難しく、最低限のスキルを必要とする企業がほとんどです。
そのためWebやITに特化したスキルや実践的なノウハウを得る必要があるのです。
近年、人材不足と言われるIT業界では、主に4つのスキルを持った人材が重宝されています。
重宝されるIT業界の人材
- プログラミングスキルのある人材
- ITの知見やノウハウを持った人材
- コミュニケーション能力に長けた人材
- 成長意欲の高い人材
IT業界で必要とされる人材を目指したい方は、”人材不足のIT・Web業界で求められる人材“を確認しましょう。
就職後も学習しなければいけない
IT・Web業界では、就職後も日々学習を続けなければいけません。
なぜなら”ITやWeb”という業界は、市場の流動性が非常に高く、常にトレンドを追う業界だからです。
例えば数年前は存在しなかったスマートフォンが、今や世界の常識になっています。
これは短期間でIT業界が発展したことで、スマートフォンの普及に繋がったと読み取れるでしょう。
つまり流動性の高いIT業界で、柔軟に対応するためには就職後も学習しなければいけません。
就職後におけるIT業界では、日頃からネットを利用し情報収集することをおすすめします。
また上司や専門性に長けた人と積極的に関わることで、業界に関するキャッチアップができるでしょう。
AIに代替される可能性がある
一部のIT・Web業界の人材は、AI(人工知能)に代替される可能性があるデメリットがあげられます。
AIの可能性は年々進化を重ねており、今後既存のさまざまな職がなくなると言われています。
AIの進化でなくなる可能性の高い仕事
- 一般事務員
- 銀行員
- タクシー運転手
- コンビニの店員
- データ入力係
- 電気通信技術者
上記のような職に限らず、野村総合研究所によると、日本の労働人口の49%が人工知能で代替可能になると発表しています。
(参考:株式会社野村総合研究所)
そのため、AIに奪われる仕事はIT・Web業界だけに限った話ではないのです。
今後IT業界で働く上で、AIに対する不安があれば、上流工程の業務に就くことを目指しましょう。
例えばSEやPMのような、組織マネジメントや経営に関わる仕事は、AIによって代替されにくいと言われています。
人材不足のIT・ Web業界で求められる人材
人材不足のIT・Web業界で求められる人材は、下記の4つがあげられます。
IT・Web業界で求められる人材
- プログラミングスキルのある人材
- ITに関する知見やノウハウを持った人材
- コミュニケーション能力に長けた人材
- 成長意欲の高い人材
上記のような人材は、IT業界で重宝され昇進や昇給の可能性も考えられるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれの人材について紹介します。
プログラミングスキルのある人材
プログラミングスキルのある人材は、IT・Web業界で求められます。
プログラミングは、誰もが簡単に習得できるスキルではありません。
プログラミングスクールのテックキャンプによると、プログラミングの学習時間に関して下記のように述べています。
独学でプログラミングを学ぶ際、業務をこなせるレベルのプログラミングスキルを習得できるのには、1000時間かかると言われています。
1000時間は1日単位で表すと約42日。ただし、これは毎日24時間勉強し続けた時の場合なのでそれは不可能です。
毎日約5時間勉強を頑張ったとしても、200日かかってしまいます。
引用:テックキャンプブログ
プログラミングで業務を行うためには、約1,000時間の勉強が必要なのです。
そのため時間をかけて学習する人が少なく、人材が不足している状況と言えるでしょう。
IT業界に限らず一般的な企業にも、情報システム部門のようなIT人材を雇用する動きが生まれています。
プログラミングスキルがあれば、仕事の選択肢が広がったり、社会的に活躍できる可能性が高いでしょう。
効率よくプログラミングスキルを習得したい方は、3つの方法がおすすめです。
プログラミングスキル習得方法
- プログラミングスクールの受講
- プログラミング学習サイトの利用
- 大学・専門学校への入学
詳細は”人材不足のIT・Web業界でもプログラミングスキルの習得が重要“を確認しましょう。
ITに関する知見やノウハウを持った人材
IT業界の知見やノウハウに長けた人材も、求められています。
なぜならITリテラシーの高さは、日々の業務効率に対して大きな影響を与えてくれるからです。
例えばWebシステムやアプリの開発において、技術的な知識がなければ業務を始められません。
またITリテラシーはクライアントとの商談時、契約の獲得を大きく左右します。
もしインターネットに関する情報が疎ければ、顧客の不安が重なり友好な関係を構築できないでしょう。
このようにIT・Web業界ではリテラシーの高い人材が必要とされているのです。
ITリテラシーを高めるためには、下記の方法を実践しましょう。
ITリテラシーの高め方
- 日頃からWeb上で情報取集する
- ブログやSNSを積極的に始める
- リテラシーの高い人と関わる機会を増やす
コミュニケーション能力に長けた人材
IT・Web業界で必要とされるためには、コミュニケーション能力に長けるべきです。
コミュニケーションは、仕事においてさまざまなメリットがあげられます。
コミュニケーションを取るメリット
- 顧客や組織内での信頼関係の構築
- ストレスの解消
- 仕事の効率化
- 生産性の向上
上記の通りコミュニケーションは、人間関係を構築するだけでなく、業務効率も上げられるのです。
基本的にコミュニケーション能力を向上させるためには、積極的に人付き合いを増やすことを意識しましょう。
実際にコミュニケーションを取る時は、自分の意見を伝えたり、相手を尊重するなど会話の進め方まで考えると、スキルとして向上するでしょう。
成長意欲の高い人材
IT・Web業界で求められるのは、成長意欲の高い人材です。
ITのような市場の流動性が高い業界は、常に新しいものを追い求め、勉強しなければいけません。
成長意欲がなければ、IT社会に取り残され、優秀な人材として認められません。
また今後のAIの進化によって、職を失う可能性も考えられるでしょう。
業界で求められるためにも、取り残されないためにも、IT業界では意欲的な活動が必要です。
そのためIT・Web業界では、チャレンジ精神を持って活躍できる人材を目指しましょう。
人材不足のIT・Web業界でもプログラミングスキルの習得が重要
人材不足のIT・Web業界でも、プログラミングスキルは必要であり、習得方法は3つあります。
プログラミングスキルの方法
- プログラミングスクールの受講
- プログラミング学習サイトの利用
- 大学・専門学校への入学
上記の方法を行えば、効率よくプログラミングスキルを習得できるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれの方法について紹介します。
プログラミングスクールの受講
プログラミングスキルは、スクールを受講することで習得できます。
プログラミングスクールには、講師やメンターのサポートが手厚く、モチベーションを下げずに学習を進められます。
そのため挫折することなく、プログラミング学習ができるでしょう。
またスクールによっては、転職サポートも充実しており、理想の働き方を手に入れられます。
- 「学習のモチベーションを維持することが苦手」
- 「エンジニア転職や就職を検討している」
そんな考えをお持ちの方は、プログラミングスクールを受講しましょう。
初心者におすすめのプログラミングスクールは、下記の3つです。
スクール名 | 特徴 |
テックキャンプ | ・受講者数60,000人以上の人気スクール(※1) ・プログラミング未経験者率97%(※2) ・学習の途中離脱率3%(※3) |
DMM WEBCAMP | ・未経験者向けの人気プログラミングスクールNo.1(※4) ・現役のエンジニア講師が日々の学習をトータルでサポート ・転職や副業のサポートが充実している |
テックアカデミー | ・通過率10%の厳しい選考を勝ち抜いた経験者がサポート ・毎日15〜23時の8時間オンラインでの質問がし放題 ・受講生の講師への満足度98.7%(※5) |
※1(テックキャンプ全サービスの累計受講者数 2021年5月14日時点)
※2(事前アンケートの職業欄にて*エンジニア*と回答していない人を算出)
※3(2020年10月〜2021年3月、学習を途中で辞退された方の割合)
※4(※ゼネラルリサーチによるプログラミングスクール会社10社を対象としたサイト比較イメージ調査)
※5(受講生の満足度は、2021年4〜9月のアンケート結果より)
各プログラミングスクールに関する詳細が気になる方は、下記の記事を確認しましょう。
【プログラミングスクール関連記事①】
テックキャンプ(TECH CAMP)の評判は悪い?料金や口コミを徹底解説
【プログラミングスクール関連記事②】
DMM WEBCAMPの評判・口コミは最悪?受講生の本音や向いている人を徹底調査
【プログラミングスクール関連記事③】
テックアカデミー(techacademy)の評判・口コミはひどい?受講料金など徹底解説!
多くのプログラミングスクールでは、無料体験やカウンセリングを実施しています。
簡単に疑問を解消できる機会なので、興味のある方はぜひ公式サイトから申し込みましょう。
プログラミング学習サイトの利用
プログラミングスキルは、学習サイトを利用して習得してもいいでしょう。
学習サイトは、ネット環境さえあればどこでも利用できる学習方法です。
またスクールや大学のように、決められた時間で学習するのではなく、自分のタイミングで始められます。
- 「隙間時間でプログラミングを学習したい」
- 「場所に囚われることなく自由にスキルを習得したい」
そんな考えをお持ちの方は、学習サイトを利用してスキルの習得を目指しましょう。
プログラミング学習サイトにおすすめのサイトは、3つあります。
プログラミング学習におすすめのサイト
学習サイト名 | 特徴 |
Progate | ・2,400,000以上の利用ユーザー ・16個のプログラミング言語を学習できる |
ドットインストール | ・1つのコンテンツが約3分で視聴可能 ・約450個のレッスン提供 |
Udemy | ・プログラミング以外のスキルも学習できる ・視聴コンテンツによって金額が異なる |
大学・専門学校への入学
大学や専門学校へ入学することで、プログラミングスキルを習得できるでしょう。
大学は4年間、専門学校の場合は2年間といった、長期的なプログラミング学習が可能となるのが魅力です。
また”専門卒”や”大卒”といった経歴を得ることができ、年収が上がるポイントにつながる可能性もあります。
そのため大学や専門学校でのプログラミング学習は、就職・転職を有利に進められるのです。
しかしプログラミング学習できるのは、一部の大学と専門学校になります。
プログラミング学習が可能な大学や専門学校を紹介しているので、確認しましょう。
プログラミング学習できる大学・専門学校
大学名 | 学部・学科 |
北海道大学 | 経営情報学部先端経営学科 |
東京電機大学 | システムデザイン工学部情報システム工学科 |
湘南工科大学 | 工学部情報工学科 |
大阪電気通信大学 | 情報工学部情報工学科 |
広島工業大学 | 工学部電子情報工学科 |
人材不足のIT・Web業界に就職するためのコツ
人材不足のIT・Web業界に就職するためのコツは、3つあげられます。
IT・Web業界に就職するコツ
- 就職理由を明確にする
- ポートフォリオを制作する
- 資格を取得する
上記のコツを押さえることで、就職を有利に進められます。
ここからは、具体的にそれぞれのコツについて紹介します。
就職理由を明確にする
IT・Web業界へ就職するためには、“志望動機”を明確にしてください。
志望動機を明確にすることで、合格率を上げられるからです。
就職時や転職時では面接官や代表と話すことが基本であり、必ず志望動機を聞かれるでしょう。
もしその場しのぎで思いついた回答をしても、会話を進めていく中で、簡単に気づかれてしまいます。
そのため、自分が企業を選んだ志望動機は明確にすることを推奨します。
志望動機を明確にするためには、”やりたいこと”を再認識することが重要です。
そして、”業界”だけではなく”業界の中のその企業”が、”自身のやりたいこと”とどのように結びつくのか理解しましょう。
現在日本では、IT・Web業界ではない企業でもIT部門、マーケティング担当を設置することが多いです。
理想の働き方が実現できる企業はあるので、明確な就職したい理由が見つかる企業を志望しましょう。
ポートフォリオを制作する
IT・Web業界へ就職するならポートフォリオを制作しましょう。
ポートフォリオとは、自分のスキルを可視化して証明できる成果物を意味します。
IT業界では、就職時にスキルや実力を重視する傾向にあり、例えばプログラミングを扱える人材が優遇されることがあります。
そのためポートフォリオのような、スキルをアピールできるものは準備しておく必要があるでしょう。
ポートフォリオを無料で簡単に作成できるツールは以下の通りです。
ポートフォリオが作成可能な無料ツール
ツール名 | 特徴 |
Jimdo | ・200万人のユーザーが利用する人気ホームページ作成サービス ・数分でホームページの作成が可能 ・SNSやGoogleマイビジネスと連携できる ・見た目の印象にこだわったポートフォリオサイトの作成が可能 |
WIX | ・500以上のテンプレートを利用できる ・クレジットカード不要で利用可能 ・クリック1つでスマホ向けに最適化できる |
RESUME | ・直感的な操作で簡単に利用できる ・これまでのポートフォリオを残せる |
書類選考を有利に進めるためにも、まずは上記のツールでポートフォリオを作成しましょう。
資格を取得する
IT・Web業界への就職では、資格を取得することをおすすめします。
資格の取得には、大きく分けて3つのメリットがあげられます。
資格の取得のメリット
- 取得の過程でIT・Webの知識が身に付く
- 企業に対してスキルをアピールできる
- 資格の手当てがもらえる可能性がある
上記の通り、資格は就職時に役立つだけでなく、就職後の経済面や業務を後援してくれるのです。
就職を希望する企業によって、取得すべき資格は大きく異なります。
IT・Web業界全体として、おすすめの資格は下記の2つです。
IT・Web業界でおすすめ資格
おすすめ資格 | 特徴 |
ITパスポート試験 | ・ITの知識だけでなく、企業活動や経営戦略、会計など幅広い知識が身に付く ・社会人だけでなく、学生からの支持率も高い試験 ・IT化が進んだ社会において、基礎的能力があることを証明できる |
基本情報技術試験 | ・IT業界で働くために必要な基本的知識が身に付く ・情報処理に必要な論理的考え方が身に付く ・経営やマネジメントに関する知識も身に付く |
IT・Web業界で活躍できる職種
IT・Web業界で活躍できる職種を、2つ紹介します。
IT・Web業界で活躍できる職種
- プログラマー
- システムエンジニア(SE)
結論から言うと、プログラマーとシステムエンジニアは、仕事内容や年収など特徴が異なります。
ここからは、具体的にそれぞれの職種について紹介します。
プログラマー
プログラマーとは、上流工程が仕上げた仕様書をもとに、コードを書くことがメイン業務の役職です。
上流工程には、システムエンジニア(SE)やプロジェクトマネージャー(PM)があげられます。
プログラマーの特徴
- コードを書くといった、実装業務がメイン
- チーム内における業務効率を上げる、コミュニケーション能力が必要
- 企業によっては、システムエンジニアの業務を兼任することもある
- システムエンジニアの方が、プログラマーに比べ年収が高い傾向にある
求人ボックスによると、プログラマーの平均年収は約438万円と言われています。
- 「実装業務をメインに仕事がしたい」
- 「任された業務の範囲内で対応したい」
上記の考えをお持ちの方は、プログラマーを目指すのがいいでしょう。
システムエンジニア(SE)
システムエンジニアとは、作り上げた仕様書を下流工程のエンジニアへ流し、マネジメントすることがメインの役職です。
プロジェクトマネージャーは、システムエンジニアをマネジメントし、組織の全体を管理する役職です。
システムエンジニアの特徴
- 顧客とのコミュニケーションを交わし、仕様書を作成する
- 作成した仕様書をプログラマーに受け渡す
- ポジション毎のプログラマーをマネジメントする
求人ボックスによると、システムエンジニアの平均年収は約501万円と言われています。
- 「営業力も磨きたい、人と話すことが好き」
- 「プログラマーから上流工程を目指したい!」
上記のような考えをお持ちの方は、システムエンジニアを目指すのがいいでしょう。
IT・Web業界は人材不足なので将来性が高い
今回はIT・Web業界が人材不足である原因や、IT・Web業界のメリットとデメリットを紹介しました。
IT・Web業界が人材不足である原因
- マーケットの拡大
- 日本の少子高齢化・人口減少
- 業界のネガティブなイメージの定着
IT・Web業界のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・就職、転職がしやすい ・比較的年収が高い ・スキルとして身に付く ・働く自由度が高い |
・ノースキルでの就職が難しい ・就職後も学習しなければいけない ・AIに代用される可能性がある |
人材不足と言われているIT・Web業界ですが、最低限のスキルを習得しなければ就業が難しいです。
今回紹介したスキルの習得方法とコツを押さえて、活躍できるIT人材を目指しましょう。
プログラミングスキル習得法とWeb・IT業界就職のコツ
プログラミングスキル習得法 | Web・IT業界就職のコツ |
・プログラミングスクールの受講 ・プログラミング学習サイトの利用 ・大学・専門学校へ入学 |
・就職理由を明確にする ・ポートフォリオを制作する ・資格を取得する |