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開拓していきます

バンダイナムコエンターテインメント 社内弁護士

瀧本 咲希

PROFILE

早稲田大学社会科学部卒。民間企業に勤めた後、退職して広島大学法科大学院に通い、司法試験に合格。その後司法修習を経て2016年東京弁護士会登録。
法律事務所勤務を経て2020年1月現在、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの法務・知的財産部 法務課 社内弁護士としてチーフをしている。

This is my way Work style as a lawyer

チームワークこそ企業内弁護士
という職業の魅力

Q
企業内弁護士ってどんな職業? 事務所弁護士と何が違うの?

A

特定の企業に会社員として所属し、ビジネスとして実現したい施策に法的リスクがどの程度あるのかを検討しアドバイスをしていくのが企業内弁護士の仕事です。主には契約書のチェック、契約交渉、法律相談、社員に対するセミナー実施などの業務がメインとなります。法律事務所での仕事と大きく違う点は、訴訟の対応が少ないことですね。何らかの問題が顕在化してから対応するのではなく、予想されるトラブルを避けるために法的施策を整えていくのが私たちの役目。もう一つ、決定的に違うと思うのはチーム制で業務にあたるという仕事スタイルです。2020年1月現在、法務・知的財産部には37名の社員がいますが、案件によって何人かのチームを作って対応します。他部署の方とも一緒に仕事をすることも。このようにいろんな人と一緒に業務にあたれるのは、企業内弁護士の魅力だと思います。

Q
バンダイナムコエンターテインメントさんに入社したのはなぜ?

A

子どもの頃、ドラマ「HERO」の影響で法曹という職業に興味を持ちました。でも大学では法学部には入らず、好きなことをしているうちに法曹への夢も薄れていって……。そのまま民間企業に入社して働いていたのですが、ある時『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』というマンガを読み、法曹への夢が一気にフラッシュバックしたんです。人生後悔しないために挑戦してみようと思い、会社を退職。貯金を崩しつつ奨学金も利用して広島大学法科大学院に通い、弁護士になりました。振り返ってみたら私を導いてくれたのは、ドラマやマンガなどのエンタメ。人生を大きく動かすことのできるエンタメを世の中に生み出している会社ってどういうところなんだろうと惹かれたのが、バンダイナムコエンターテインメントとの出会いでした。

弁護士になって思うこと
現場のリアルライフとは

Q
1日のタイムスケジュールを教えて!

A

10:00 出社後まずメールチェックをします。フレックス制でコアタイムが10:00-14:00なのでこの時間に合わせて出社しています。だいたい法律相談や契約書チェック、会議・打ち合わせなどをして1日過ごしますね。当社ならではといえる仕事で言えば、世界中にエンタメを提供しているので、商品のキャラクター動作や風景・アイテムなどが第三者の著作権、商標権、特許権その他の知的財産権を侵害していないかを世界各国の法規制に照らしてチェックしたり、検討のため執務中にゲーム機を触ることがあります。
長期的なプロジェクトに取り組むこともよくあります。直近だと、新たな「スポーツ」というエンタメへの挑戦として「島根スサノオマジック」というプロバスケットボールチームの経営参画プロジェクトに取り組んでいます。

Q
仕事のどんなことにやりがいを感じる?

A

私は、弁護士であるまえに会社員です。ほかの社員と同じく、会社の利益となるために働いています。企業内弁護士にとってクライアント(依頼者)にあたるのは社員になりますが、全員がお客様に対し「アソビきれない毎日を。」提供するのが目的。私も同じ立場で1メンバーとして関われるのでとても居心地がいいです。
また当社はエンタメの業界団体にも所属しており、業界全体のための法務にも携わっています。たとえば、最近ブームのeスポーツ。海外では高額な賞金をかけて戦うことで急激な盛り上がりを見せていますが、日本では景表法、入管法、賭博などクリアしなければならない課題があります。eスポーツをさらに盛り上げていくためには企業の垣根を越えて、これらの課題に取り組まなければならないと思っています。日本のエンタメ業界をリードしていくプロジェクトに携われることは何よりものやりがいですね。

学生の方へのメッセージ

やるときはやる! 遊ぶときは遊ぶ!
このメリハリが一番大事

私の場合、法学部出身でもなく、また法律に全く関係のない仕事を経て、突然法曹を目指す道を歩みはじめました。まわりにも親にも「法曹になる」と宣言してスタートした手前、なんとしても合格せねばという思いが強く、ひたすら机にかじりついていました。この勉強方法が奏功せず、初年度は司法試験不合格。そこで勉強法をガラリと変えたんです。遊ぶときは遊ぶ! その代わりやるときはやる! メリハリをしっかりつけるということが私にとっては大事でした。オフのときは勉強のことを一切忘れてとことん童心に返る、そんな風に極端に頭を切り替えるとスッキリするんですよね。その方法で翌年に司法試験を突破できましたよ。みなさんも勉強に煮詰まったとき、ぜひやってみてください。

提供:日本弁護士連合会