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宇宙ビジネスとベンチャー法務、
知財法務にロマンを感じています

内田・鮫島法律事務所

山崎 臨在

PROFILE

東京大学工学部航空宇宙工学科卒。理系のバックグラウンドを活かして直接人の役に立つことを仕事にしたいと思い、慶應義塾大学法科大学院修了後、2012年司法試験合格。司法修習を経て2013年に東京弁護士会登録。2020年1月現在、内田・鮫島法律事務所に所属し、宇宙ビジネス関連やベンチャー法務、知的財産法務を中心に業務を行っている。また、内閣府共催の宇宙ビジネスコンテストS-Boosterのメンターや経済産業省主催の宇宙分野における知財戦略委員会のオブザーバー等を務めている。

This is my way Work style as a lawyer

宇宙工学生が弁護士に!
どんな仕事をしているの?

Q
「宇宙ビジネス」に関する法務とはどのようなもの?

A

ロケットや人工衛星の製造、衛星データを利用したサービスやシステム開発、地上局のプラットフォームの整備など、近年世界的に宇宙ビジネスの熱気が高まっています。このような中で、航空宇宙工学科出身のバックグランドを活かして、宇宙ビジネス分野の仕事に携わっています。具体的には、特殊な小型人工衛星に関する特許出願や人工衛星からのデータを利用した地上サービスに関する特許出願の法的支援、ロケットの海上打ち上げを計画しているベンチャー等宇宙ベンチャーの法的支援をしています。また、世界中で宇宙ビジネスが発展するに伴い、国際的にも宇宙分野のルール(条約等)を構築していく必要があります。このようなルールをどのような枠組みにするかという観点からも、宇宙ビジネス分野は興味深い分野となっており、この領域でも、携わっていきたいと考えています。
余談ですが、当事務所代表の鮫島正洋弁護士はドラマ「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとなった弁護士ということもあり、なにかと宇宙に縁があるようです。

Q
航空宇宙工学科から弁護士になるまでの道は?

A

学生時代は航空宇宙工学を学んでいたのですが、曽祖父が弁護士として活躍していたという話を小さいときから聞いていたので、弁護士という職業のイメージは持っていました。そして、大学生の時に、ちょうど法科大学院制度が始まり、理系を始めとする、法学部ではない分野の知識を持った弁護士を育成していこうという時代に後押しされて、慶應義塾大学法科大学院に入りました。
法学は、理系とは全く異なる分野ですので、思い切った決断でした。法律用語も難しく、勉強方法も分からず、当初は苦労しました。私は未修者(法学部出身でない者)でしたので、既修者(大学の法学部等で法律を一定程度学んだことがある者)とゼミを組んで勉強することがとても効果的でしたね。

弁護士になって思うこと
現場のリアルライフとは

Q
1日どのように過ごしているの? 休みはどうしている?

A

平日は、10時に出勤してから顧問企業からの法律相談への回答、打ち合わせに参加、裁判所に提出する書面の作成などをしています。裁判や委員会に出席するために外出することもあります。事務所の方針で地方や大学のベンチャー支援をしており、地方や大学へ講演などの出張に行くことも。就業時間や休暇は比較的本人の裁量に任されています。なので平日夜に友人と飲みに行く約束を入れることも多いですし、先日は仕事が落ち着いた時期に1週間休暇をとって南の島に旅行に行ってきましたよ。仕事と休暇のコントロールをしやすいというのは弁護士という仕事の魅力でもあると思います。

Q
弁護士という仕事の魅力は?

A

ひと言で言うと、弁護士は何でもできます! 興味のあるどんな分野でも、これから開拓される未知の分野でも、そこに法律問題があるのであればどんな分野にも挑戦できます。「弁護士としてこんな分野に関わっていきたい」という希望があればそれに特化した法律事務所を選べますし、「会社員として法務に関わっていきたい」なら民間企業の法務部という選択肢もあります。また、弁護士をしつつ、比較的自由に弁護士業以外の仕事もできるので、働き方やライフプランを自由に選べるというのが弁護士の一番の特権だと思います。
また、ロマンや夢を誰かと共有できることもこの仕事の魅力。私は、宇宙ベンチャーも含めて、幅広くベンチャー法務を業務として行っていますが、「世の中にある社会的課題を解決したい」というベンチャーの情熱、思いには圧倒されるものがあり、そのようなベンチャーを支援できることはとてもやりがいを感じています。

学生の方へのメッセージ

学生時代の経験に無駄はない
すべてをアドバンテージに変えていけ!

私は理系学部から全く未経験の状態で法律の世界に飛び込みました。その分苦労は多かったです。法律事務所に入ったときは、自分の特徴である理系のバックグラウンドを活かした仕事をしていきたいと漠然と思っていました。そのうちに世の中で宇宙ビジネス熱が高まっていき、今では学生時代に専門としていた宇宙分野で法務の仕事をしています。人生とはどうなるかわからないものです。
学生のみなさんには、今しかできない経験を思いっきりやりきってほしい。熱中して学んだことも、誰かとのコミュニケーションも、たとえ今はマイナスだと思えるような経験ですら、社会ではアドバンテージに変えていくことができます。
時間は何よりも貴重な宝。今は恐れずに挑戦することが大事だと思います。

提供:日本弁護士連合会