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1人暮らし10年目でたどり着いた物件選びのコツとは?

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1人暮らし10年目でたどり着いた物件選びのコツとは?2019.3.29[kimama Interview]

広いスペースに自作のデスクやキッチンコンロ、のんびりとくつろげるソファ。落ち着いた雰囲気の環境ながら窓の外には迫力満点のスカイツリーがそびえ立っていて、部屋の中も周辺環境も充実した物件に住んでいるAさん。一人暮らしの楽しみ方や物件選びのコツについて聞いてみた。

Profile
■Aさん(30歳) ■職業:会社員 ■居住地:東京都墨田区
■家賃:ヒミツ ■間取り:1DK ■築年数:40年

一人暮らしをしたきっかけは?

大学3年次にスタート
栃木が実家のAさん。千葉の大学に進学するにあたり、最初の2年間は寮生活を経験。大学3年次に寮を出て一人暮らしを始めたそう。
「大学寮では多くの仲間とにぎやかな生活をしていたという反動もあって、一人暮らし当初は、家にTVも無かったのでなんだかシーンとしているなぁ..と感じた記憶があります(笑) 実家からTVを運んだり、インターネット回線を契約したりと、心地いい暮らしを自分の手で少しずつ作っていくことが楽しかったことも印象に残ってますね。」

この物件を選んだ理由は何?

のびのびできる部屋がいちばん!
引っ越しを繰り返すうちに、自分の物件選びの絶対条件は“広さと立地”だと気づいたそう。
「社会人1年目で住んだところが15㎡しかない狭い部屋で、やってられなくて。やっぱり家はのびのびできるのがいちばんだと思ったので、予算の中でできるだけ広い部屋に住みたいと思うようになりました」
移動のしやすさを優先したら、素晴らしい眺望がついてきた
もうひとつのこだわりポイントが、立地。
「移動の時間が好きじゃないから、行動範囲の移動を楽にしたいんです」と、生活ストレスをなくすための必須条件となっている。
現在の物件は、会社までの通勤時間30分。始発駅のため、満員電車を避けることができる。また、北関東の実家に帰るとき、旅行で空港に行くときの楽さも頭に入れて選んだ場所だ。
その結果、おまけ的に手に入れたのが、スカイツリーが迫力ある大きさで見える眺望。さらに屋上からは墨田川の花火が見られるという特権付き。
「花火はまだ見てないので、今年の夏が楽しみ。スカイツリーは会社帰りに眺めながらすごいなぁって思って、ちょっとワクワクしてます(笑)」

お部屋のこだわりポイントを教えて!

古い物件をDIYで自分色に。自分で手間暇かけて作るのが好き。
「広さを求めると築年数が古い家になるけど、そこは気になりません」とAさん。
現在の物件は築40年。以前住んでいたマンションも築年数が古く、気に入っていたものの立ち退きになってしまったのだとか。
「でも立ち退き料が出たので、50インチのテレビを買ったんですよ(笑)」

一人暮らしの楽しみ方は?

インドアもアウトドアもめいっぱい楽しむ
話を聞けば聞くほどに、Aさんは多趣味だ。しかもインドアもアウトドアも楽しむアクティブさで1人暮らしを満喫している。
L字テーブルの下に積まれているのは、さまざまなボードゲーム。友だちを家に呼んで遊ぶこともあれば、ボードゲーム好きが集まるコミュニティーに出かけていって遊んだり、友だちを作ったりしているのだとか。
“何かを作りたい”精神が今向かっているのは、燻製作り。ベランダでいろんなものを燻製にするのを楽しんでいる。
「最近ハマっているのは豆腐。水切りした豆腐を燻製にすると、クリームチーズみたいになるんですよ」
スノーボードや登山といったアウトドアの趣味も本格的に楽しんでいる。この取材のあとも、スノボに行くといって大きなボードを用意していた。
生活の面倒は、自分なりのライフハックで乗り越える
1人暮らしで大変になってくるのが、家事。Aさんは、自分のペースにあったやり方を見つけてうまくこなしていた。
「食材は日曜日にまとめ買いして、週の半ばまでは簡単な自炊をしてます。木金は飲み会が入るから、家に食べ物がなくても大丈夫(笑)。苦手なのは洗濯で、1週間分ためて週末にやろうと思うけど、やりたくないときもある。だから下着とか靴下は、最悪2週間洗濯しなくても足りる数持ってます(笑)」
サボりたいときはサボっても大丈夫な形にしておく、というのは1人暮らしを快適にするために最も役に立つライフハックかもしれない。

一人暮らしを経験してよかったことを教えて!

自由って素晴らしい! だから1人暮らしはやめられない!
改めて「1人暮らしを経験してとかったことは?」と聞くと「自由なところ!」と即答したAさん。仕事から帰ってきたあと、誰にも気兼ねなく夜中までゲームができる、というような何気ない日常を手放せないのだという。
「家に人がいると、気を遣ってしまうじゃないですか。誰にも気兼ねすることなく、自分の行動を自分で決められるっていうのが、僕としては楽。自由の素晴らしさは何にも変えられないです!」

Message

自分にとってベストな暮らしを作ってくのはとても楽しい!

「一人暮らしは、家事などでやらなければいけないことが多く、忙しいと部屋も健康状態も荒れていくのでコントロールが難しいこともありますが、うまくできるようになると、自分の好きなことに没頭できる時間、こだわりの実現しやすさなどがあって、一人暮らしはとても楽しいので、ぜひ体験してもらいたいです。」と語るAさん。
慎重に部屋決めについては慎重に選ぶべき、というアドバイスも。
「ただ、部屋の環境や立地などが自分に合っていないと、不満を持つ可能性もあります。自分が今どういう生活をしていて、どういう設備や立地の場所に住めばストレスが少ないのかと、どういう暮らしがしたくてその場所を選ぶのかをよく考えて部屋を決めるといいんじゃないかなと思います。」
自分にとっての心地よい暮らしを追求し工夫をし続ける、というのは創造的で贅沢な生き方なのかもしれない。

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