【学生のうちに身に付けておくべき、新社会人5つの力】第2回:楽しむ力

更新:2015/06/25

入社準備

「仕事を楽しむ」コツ、それは『ゲーム化』

下記では、『ゲーム化』の方法と、トレーニング例をご紹介してまいります。

『ゲーム化』とは、作業や仕事に数値的な目標を付加し、終了後にクリアできたかを確認するというものです。

例えば、会議資料のコピーを30部頼まれたと仮定しましょう。この作業に、数値的な目標を立てます。皆さんはどんな『ゲーム』を想像できますか?「30分以内でやるぞ」。もちろんこれも『ゲーム化』です。でもそれだけでは単純で面白くないですよね。そこで「2つの工夫を入れる」というミッションを付け足します。自分だけの2つの小さな工夫を考えるのです。コピー30部という作業に2つの工夫?

何ができるでしょうか。作業に取りかかったあなたは、最初の5分でいろいろと考え、ホッチキス止めの仕方と資料の積み方という2つの工夫を思いつきました。資料の中身を確認して、利用しやすい綴じ方で製本し、出来上がった資料30部は単に積むのではなく、5部ずつ縦横互い違いに重ねて配りやすくしておきました。作業時間は25分。制限時間30分と2つの工夫というミッション完了です。完成したコピーを上司に持って行くと、あなたはお褒めの言葉をいただきました。いかがでしょう。少しはコピーという作業も楽しめそうではありませんか。

仕事を『ゲーム化』することの本当の効果は、"自分なりに工夫する"ことにあります。工夫をしようと思えば、与えられた作業・仕事の本質を見つめなければなりません。この資料はどういう内容なのか?会議には誰が出るのか、などに自然と目が向くでしょう。この「仕事の本質を見て、自分なりの工夫をすること」にこそ『やりがい』や『楽しみ』が宿っているのです。

次のページ続いて試練を与えられた場合のゲーム化の例をご紹介します

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