祖父一人に200,000円!? 内定者の「最後の」お年玉事情

2015/06/18

お金の知識

フレッシャーズ白書


大学生にとっては、年に一度の貴重な臨時収入であるお年玉。しかし、もらえるのは「子ども」として扱われる学生まで、そんな家庭が多いのではないでしょうか。4月の社会人デビューを控え、最後の学生としてのお正月を過ごした内定者たちに、お年玉について聞いてみました。

Q お年玉はもらいましたか?
はい 66.8%
いいえ 33.2%

Q いくらもらいましたか?
10,000円 77人
20,000円 55人
30,000円 39人
50,000円 26人
40,000円 20人

お年玉をもらっていない人の多くが、「20歳でもらえなくなった」と回答。家族や親戚が、20歳か社会人のどちらを「大人」と認識するかによって、お年玉がもらえる条件も変わってくるようです。また、もらった人のお年玉の平均額は、約30,000円。10,000円と回答した人が一番多かったものの、「祖父に200,000円もらった」といった一部のお金持ち(もしくは親戚が多い大家族)が平均額を引き上げていました。

内定者でも7割近くがもらっている結果になりましたが、社会人になった来年からはお年玉はもらえるのでしょうか。

Q 社会人になってもお年玉はもらえますか?
はい 7.0%
いいえ 93.0%

【来年はもらわない】
「経済的に独立していかなくてはならないから、くれようとしてももらわない」(男性/22歳/金融・証券業界内定)
「大人になってまでもらうものじゃないと思う(今年も受け取るかどうか迷った)」(男性/25歳/その他内定)
「これからは恩返しをする番」(男性/21歳/小売店業界内定)

【来年ももらう】
「くれるのではないかと期待」(女性/24歳/団体・公益法人・官公庁内定)
「おじいちゃんに言われました。いつまでもわしの孫だからと(笑)」(女性/22歳/食品・飲料業界内定)
「祖父母宅が遠方にあるため、『交通費』の名目で渡されてしまう」(女性/23歳/機械・精密機器業界内定)

9割を超える人が「来年はもらえない」と回答。たとえもらえても、「社会人になったのでもらわない」と自ら受け取らない決意を固めている人も少なくありません。むしろ、来年からお年玉を渡す側として、今までお年玉の恩恵を享受していた分のお返しをするという人が多く、社会人としての自覚がうかがえます。一方、社会人になっても継続してお年玉を受け取る派の人からは、もらえるものはもらっておきたいが、多くは祖父母が社会人になっても孫として扱いたい気持ちからお年玉を渡してくれるのだそう。たしかに、世間的には大人になったとしても、祖父母からみればいつまでもかわいい孫。断るのも野暮なのかも。ただ、自分がしてもらったように、親戚や自分の子どもにお年玉をあげられる大人になりたいですよね。


調査時期:2014年1月6日~1月14日
調査対象:フレッシャーズ調べ
調査数 :2014春卒業見込み学生500名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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