★高村さんからのアドバイス
名刺は1枚1枚に会社全体の信用がかかっています。そしてご本人の身分証明でもありますから、自分をアピールし、相手に覚えてもらうための重要な機会と考えることが大切です。
名刺は必ず名刺入れ専用のものに入れておき、男性ならば上着の内ポケットに、上着を着用していない時はシャツの胸ポケットに入れておき、女性の場合には脇のポケットや、バックなどに入れておくなど素早く取り出せる所にあることが大切です。
名刺はご自分の分身と心得て、ビジネスシーンでも私は決して手間取ることがありません、とアピールするためにもこのような意識を常に持つようにしましょう。
では受け渡しのタイミングとして、
(イ) 訪問した側、あるいは目下の人から先に差し出す
(ロ) 相手の顔を見ながら自分の名前を名のり、差し出す
(ハ) 相手の正面に向け両手で持ち、相手が取りやすいように心掛ける
(ニ) 名刺を持つ手の位置は、受け取ったときの胸の高さをキープする
(ホ) 言葉として、「○○様どうぞよろしくお願いします」とその場できちんと相手の名前をお呼びすることも大切
■回答:高村多英子さん
実用マナー検定・マナー講座などを実施している、マナー文化教育協会の講師として活躍中