若者「全く調理しない」58.6%、最多の理由は? - ミツカン調査

2026/10/30

社会人ライフ

進学や就職を機に一人暮らしを始めると、避けて通れないのが毎日の食事です。「そろそろ自炊したほうがいいかも」と思いつつ、料理に慣れておらず、つい外食やコンビニに頼ってしまう新社会人もいるのではないでしょうか。

Mizkan Holdingsのミツカングループが全国の18~25歳の男女3,597人を対象に行った調査によると、普段「全く調理しない」と回答した人は58.6%に上ることがわかりました。

約6割が「全く調理しない」

現在の調理頻度を尋ねたところ、最も多かったのは「全く調理しない」の58.6%でした。一方、「ほぼ毎日」は13.0%、「週4~5回」は8.2%、「週2~3回」は10.3%で、週2回以上調理する人は合計31.5%でした。

調査は2026年8月21~25日、全国の18~25歳の男女3,597人を対象にインターネットで実施されたものです。

調理しない理由、1位は「家族や同居人が作ってくれる」

では、なぜ若者はあまり料理をしないのでしょうか。

調理頻度が月1回未満の人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「家族や同居人が作ってくれる」で22.9%。続いて「調理そのものが面倒」が14.3%、「調理に自信がない/失敗しそう」が13.6%となりました。

居住形態によっても違いが見られました。「全く調理しない」人を含む月2~3回程度以下の割合は、実家暮らしでは74.9%だったのに対し、一人暮らしでは37.4%でした。

自分で料理を始めたきっかけ1位は「一人暮らし」

一方、月1回以上調理する1,000人に「自分で調理するきっかけ」を尋ねると、1位は「一人暮らしを始めた」で13.9%でした。2位は「好きなものを食べたいと思った」の9.7%、3位は「なんとなく作ってみたくなった」の8.0%と続きます。

就職を機に実家を離れる人も多い新社会人にとって、「一人暮らし」はまさに自炊を始める一つのタイミングといえそうです。

初心者が求めるのは「安い・短時間・失敗しにくい」

興味深いのは、調理頻度によってレシピ選びで重視するポイントが異なっていたことです。

調理頻度が月1回~週1回程度の人では、「安く作れること」が31.3%で最多。「10~15分で作れる」と「失敗しにくい」がともに28.4%で続きました。

一方、週4回以上料理する人では、「安く作れる」が28.9%、「10~15分程度で作れる」が25.7%、「洗い物が少ない」が24.1%と上位に入りました。

料理にまだ慣れていない人にとっては、費用や時間だけでなく、「自分でも失敗せずに作れそう」と思えることも重要なポイントになっているようです。

「作れたら達成感」も料理を始めるきっかけに?

さらに、行事食や季節の料理を作ることに感じる魅力について尋ねると、「作れたら達成感がありそう」が35.2%で最多となりました。

次いで「季節感を楽しめる」が31.6%、「誰かに喜んでもらえそう」が30.6%、「家族・友人と楽しめる」が29.2%でした。

ミツカングループは日本女子大学と、若者から見たこれからの日本の「食」をテーマにした共創プロジェクト「にっぽん食プロジェクト」に取り組んでおり、その一環として若者が調理に一歩踏み出すための提案を進めています。日本女子大学の学生による、若者の調理のきっかけとなるレシピ開発も行われています。

今回の調査では、若者が自分で料理をするきっかけとして「一人暮らし」だけでなく、「好きなものを食べたい」という気持ちも挙がりました。また、調理頻度が低い人ほど「安く作れる」「10~15分で作れる」「失敗しにくい」といった条件を重視しています。

新生活を機に自炊を始めるなら、最初から毎日作ろうと気負わず、「これなら作れそう」「今日はこれを食べたい」と思える一品から挑戦してみるのもよさそうです。

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