2021年、facebook社が社名を「Meta」に変更したことで、より一層「メタバース」という言葉を聞くことも増えてきたように感じています。
「メタバース」はVRが発達した近年知れ渡ることとなり、SNSで事業を発展させたfacebook社も、メタバースへの事業を立ち上げるため、社名を変更したといわれています。
しかしながら 「メタバース」という言葉を理解できている方はまだまだ少ないのでは?。
VR技術は浸透していますが、メタバース自体はまだ浸透していないのも事実です。
「そもそもメタバースってなに?」
「メタバースの具体例は?」
この記事では、メタバースという言葉を初めて聞いた方や、言葉だけを知っている方に向けて、詳しく説明したいと思います。(2022年7月時点)
メタバースとは「仮想空間」という意味です。
しかし、ほぼ概念に近い言葉なので詳細を理解できている方は少ないでしょう。
そもそも、メタバースは「超越」という意味の「Meta」と、「世界」を意味する「Universe」を組み合わせた造語です。
つまり、「超越した世界」という意味を持っており、 「現実から離れた世界」という意味も指しています。
具体的に説明すると、現実に体を置きつつネット上で生活できる「どうぶつの森」や「マインクラフト」などが当てはまるでしょう。
VRが発達し、あたかも目の前に違う世界が広がるのが当たり前となった近年、メタバースは様々な面において注目されています。
たとえば、メタバースには以下3つのような使い道があります。
新型コロナウイルスの流行もあり、オンライン会議が当たり前となってきた近年、 メタバースを活用したオンライン会議も開かれています。
メタバースを使用したオンライン会議は「ネット上のアバターを動かし、会場へ向かう」という操作が必要です。
Zoomを使用したオンライン会議とは異なり、 実際にネット上の自分自身を動かすことで、より「自分事」と思えるようになるため、重宝されています。
オンラインゲームもメタバースの活用例の一つです。
ネット上に広がるオープンワールドで、自分以外の誰かと繋がりともに遊んだり、時にはたたかう通称「箱庭ゲーム」は、自分自身を動かし歩き回ることが可能です。
オープンワールド系のゲームは、ロード時間の削減にも繋がりますし、 近年はネット上のワールドも限りなく大きく広がってきました。
バーチャルライブもメタバースを使用しています。
「フォートナイト」や「プロジェクトセカイ」といったゲームでは、 実際に自分のアバターを動かして、ライブ会場に向かうことができます。
ネット上で作成されたライブ会場では、キャラクターや実際のアーティストである「marshmello」がライブをおこない、アバターを通じて楽しむことが可能です。
このように、メタバースを利用したバーチャルライブでは、どの国にいてもネットさえあれば楽しむことができる点が特徴的ですね。
メタバースは、様々なところで使われていることが分かりました。
メタバースはゲームやライブなどの娯楽以外にも活用できる点が多々あります。どのような広がり方が示唆されているのかも、簡単に確認しておきましょう。
メタバースを利用した、 新たな事業を立ち上げることが可能になるでしょう。
バーチャルライブもビジネスの一環として始めることができますし、 アバターの着せ替えの販売など、ネット上でショッピングも可能です。
たとえば企業で作成したメタバースがあれば、その中で顧客とやり取りがおこなえますね。
リアルで交渉ができるようにもなるので、顧客側もやりやすくなるかもしれません。
他にも様々な面において、メタバースはビジネスで利用されていくでしょう。
メタバースを支えるためには、 暗号資産や仮想通貨が重要となっていきます。
ネット上でのやりとりや売買になるため、ネット共通の通貨がなければいけません。
エマージェン・リサーチによると、メタバースは2028年までに年平均成長率43%で推移していくと考えられています。
そのため、メタバース関連の銘柄へ投資する方も増えるでしょう。
ネット上の土地を売買することもできます。
たとえば、Decentralandとよばれるメタバースを利用したゲームでは、実際にDecentraland内の土地を購入し、売ることもできます。
実際に1.1億の価格で取引されたこともあり、一攫千金も夢ではありません。
日本では浸透していないゲームですが、Decentraland内で取引される「MANA」と呼ばれる仮想通貨の価格が上がってきていることもあり、世界的にも注目されているメタバースです。
このように近年は現実世界だけではなく、仮想空間で稼ぐことや実際に土地を売買することも可能になってきています。
メタバースは今後さらに発展していくでしょう。
しかしながら、まだまだスタートしたばかりなので注意も必要です。
メタバース上では、仮想通貨を使用して土地やアイテムの売買がおこなわれています。
メタバースが注目されてきた近年、「Sand」と呼ばれる仮想通貨も価格が高騰してきました。
メタバースが注目され、使う人が増えれば増えるほど、仮想通貨はわかりやすく価格が動きます。
もしも仮想通貨に参入したいと考えているのであれば、 常に価格の変動に気にした方が良いかもしれませんね。
メタバースには法律がありません。
”現実”の日本にある法律では、所有権は「実在する物」にしか当てはまらないため、 ネット上の土地やNFTなどの仮想通貨に「所有権」を主張することができません。
そのため、もしもハッキングなどで奪われてしまった場合、所有を示せられるものがないので奪還は難しいでしょう。
メタバースは近年成長してきた事業なので、まだスタートアップしたばかりの企業も多く、全員が安心できるルール作りはまだ期待できません。
メタバースに参入したい方は、慎重におこなうことがベストかもしれませんね。
メタバースは様々な企業が参入を目指しています。
ネット社会が当たり前となってきた近年、 メタバースへの注目は今後さらに深まるでしょう。
ゲームなどの娯楽以外に、ビジネス面においてもメタバースは利用することができます。
今後の展望に是非注目していきましょう!
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