兼業主婦と専業主婦どちらを選ぶ? 自分らしいキャリアのための選択と準備のポイント #キャリアロードマップの一歩目

2020/08/05

社会人ライフ

兼業主婦と専業主婦の選択のポイント
連載TOPイラスト:伊藤ハムスター

こんにちは! キャリアコンサルタントの“ひつじ”です。
今回は、前回(男性にも知っておいてほしい、女性のキャリア形成のキホン)に引き続き、女性のキャリアについて書いていきたいと思います。

今回のテーマは「兼業主婦と専業主婦」。多分、みなさんは、

・兼業主婦=経済的にゆとりはあるものの、家事育児に携わる時間が短い

・専業主婦=家事育児に時間をかけられるものの、経済面の余裕が少ない

というイメージを持たれていて、それはほぼ正しいです。

いずれ、そのどちらかを選択する機会が来るかもしれません。選択するタイミングで情報収集して考え始めるのではなく、少し遠い未来を思い描くことで準備を日々積み重ねておけば、キャリアのつまずきは小さく、自分の選択に自信を持つことができると思っています。「まだ先のことだよ」「結婚するかわからないよ」と思う人も、ぜひ一緒に考えてみましょう。

<目次>
1.兼業主婦 VS 専業主婦 ???
2.兼業主婦と専業主婦を選択するポイント
3.思い描いたキャリアのために意識しておきたいこと


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さて本文に入る前に、ちょっと注釈を入れておきますね。
ここ数年、ネット環境の進化により仕事が多様化し、兼業主婦と専業主婦の境界が曖昧になってきました。そのため「兼業主婦」という言葉の定義がなかなか難しいのですが、今回の記事においては「兼業主婦=定職を持っている既婚女性」という定義でお話ししていこうと思います。(仕事の多様化については、またの機会に)。

兼業主婦 VS 専業主婦 ???


この二者って、色々比較されるけれども、そもそも対極関係にあるものではないと思うんですよ。例えばマイホームにおいて「戸建派」「マンション派」とあると思うのですが、ライフスタイルの違いによって選択が異なるだけ。

兼業主婦を選ぶか、専業主婦を選ぶか、というのもただ単にライフスタイルの違いだと思うわけですよ。

だからキャリアについての考え方も、基本的には同じです。ただ、専業主婦と兼業主婦で「重点ポイントの位置が少し異なる」というのが違いかなと思います。

兼業主婦と専業主婦を選択するポイント


第一に考えるのは、「経済面」ではなく「自分がどう思うのか」ということ。

兼業・専業を選ぶうえで、夫婦の家計は無視できないものなのに、どうして「自分がどう思うのか」を第一に考えるのかと言うと。家計は環境なので、極端な話、転職したりして変えることができます。でも、自分の思いを捻じ曲げたら、必ず後悔が来ます。

だから、まずは「自分がどう思うのか」を考えて、その上で下記について考えていってください。

1. 働き続けられる職場環境か?
2. パートナーとの関係
3. どう子供を育てたいか
4. サポート体制(親や外部リソース)
5. 自分の性格
6. 自分の体力

基本的には前回の記事の「キャリアプラン」での問いかけと同じですね。ですが、今回はよりリアリティをもって考えていってください。例えば職場環境は、会社の制度や風土だけでなく、通勤時間についても考える。一見些細だけどボディブローで効いてくるようなものは要注意です。

そして、上記質問の2~4は経済面が大きく関わってきます。

夫の収入でやっていけるのか? 節約をしたらどうにかなるものなのか? 自分が思う生活をするためにはどれくらいの収入が必要になってくるのか? と、お金を絡めて考え「妥協できるところ」「ここだけは譲れないところ」を明確にしておいてくださいね。

この選択は、なかなか大きな決断が必要になります。くどいくらい言っていますが、人生の選択を後悔しないコツは、しっかり悩んで考えて結論を出すこと。一時の感情で決めるのではなく、冷静に考えて判断していってくださいね。

思い描いたキャリアのために意識しておきたいこと


兼業主婦と専業主婦の選択のポイント


兼業主婦と専業主婦のどちらを選択するにしても、キャリアについての考え方の基本は前回の記事の通りです。前回の記事を建物の1階だとしたら、今回は2階部分の話になります。

将来を見据えて準備をしていく場合、兼業主婦も専業主婦もおさえるべきポイントは同じです。ただ、ポイントの注力箇所が少し異なります。

<兼業主婦希望者に意識しておいて欲しい点>

・完璧を求めない
全てに全力投球をしない。手を抜けるところは手を抜く。頼れるものは頼る。使えるものは使う。頑張り屋さんな人ほど、自分を追い込みがちなのですが、完璧を求めると身も心も崩壊しますよ。

・パートナーとの話し合いをしっかりする
家事育児の話し合いが、スムーズに進む夫婦はレアです。家事育児は女性がするものっていう意識はやはり未だに根強くあって、まあ見事に揉める。でも衝突するのを恐れて全部一人で背負い込むと文字通り倒れるんですよね。
しっかり話し合って、お互いが納得する結論を出していってください。

・タイムマネジメント術を磨く
家事育児仕事をより良く回していくためには、時間の使い方が大事です。時間には限りがあります。段取りを良くすることで、生産性を向上させていく。
時間の使い方を変えることで、諦めていたことが出来たり、開けて行く道もあるんですよ。


<専業主婦希望者に意識しておいて欲しい点>

・お金の貯蓄はしっかりと
パートナーに関係なく自由に使える個人資産をしっかり用意しましょう。自分がお金を使いたいところにパートナーの同意が必ず得られるとは限りません。これがあるとないで、心の安定度は全然違いますよ。

・仕事を辞める前にスキルの貯蓄をしっかりしておく
働くことを再開する場合、昔就いていた仕事はリスタートしやすく、ブランクがあったとしても雇ってもらいやすいです。
そして仕事を辞めた後も、いつ何があっても仕事ができるようにスキルの準備運動をしておく。最近、専業主婦のリスタートを見ていて、自治会やPTA関連の仕事(事務処理能力や交渉力、企画力や段取り力が鍛えられる)や、パソコンでの家計簿付けが、意外と侮れないと感じています。

自分の人生を主体的に生きる


兼業主婦と専業主婦、どちらが良いとか、どちらが悪いとかっていうのはありません。どちらを選んでもメリット・デメリットはある。自分が選ばなかった道がうらやましくなることもある。予期せぬことが起きて、急に仕事を持ったり・手放したりすることもある。

何が起きるかわからない世の中ですが、仕事のある・なしに関わらず、あなたはあなたで、あなたの人生はずっと続いていくのです。長い目でキャリアを考えて、その時々で自分が納得できる選択をしていってくださいね。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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