PayPayの利用にあたっては、現金をATMでチャージする以外に、銀行口座から直接のチャージや、クレジットカードを使ったチャージをしない支払いも可能です。
さまざまな方法がありますが、最もお得なのはずばり、PayPayカードと連携した「クレジット(旧あと払い)」という方法。
今回はPayPayを使う上でおすすめのクレジットカードについて解説します。
(2023年9月現在)
▼目次
1.PayPayのおすすめクレジットカードは?
2.PayPayカードのメリット
3.PayPayカードのデメリット
4.まとめ
▼こちらもチェック!
【PayPayチャージ方法】一番お得なおすすめは?還元率の違いや手順も解説
PayPayにクレジットカードを登録したい場合、おすすめはPayPayカードです。
なぜなら、PayPayカード以外の他社クレジットカードが、2025年1月に使えなくなることが既に発表されているためです。正確には「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済ができなくなります。
これから他社のクレジットカードを登録しても「いつの間にか使えなくなった……!」と慌ててしまうことになりかねませんので、PayPayカードを使うようにしましょう。
PayPayといえば、以前はヤフーカードをお持ちの方もいらっしゃったかもしれません。実はこのヤフーカードが、PayPayカードに切り替わったという経緯があります。
PayPayカードは2021年12月1日より新規入会申し込みを開始するとともに、既にヤフーカードを持っていた方に対しては、2022年4月頃より順次PayPayカードへの自動切り替えが行われました。
PayPayカードは比較的新しいクレジットカードということになりますね。
PayPayカードと一口にいっても、正確には2つの形があります。1つは「バーチャルカード」そしてもう1つは「プラスチックカード」です。
バーチャルカードの方は少々わかりづらいかもしれませんが、PayPayアプリで使えるクレジット機能と考えるといいでしょう。
PayPayのクレジット(旧あと払い)を使えるようにしておくと、残高チャージしなくてもクレジット機能で買い物ができるというわけです。
PayPayユーザーなら、PayPayカードは作っておいて損はありません。年会費が無料ですし、ポイントをよりお得にためることができます。PayPayカードのメリットは主に次の4つです。
これらを詳しく解説します。
PayPayで支払いをする際、PayPayカードを使った「クレジット(旧あと払い)」で支払いをするとポイントがお得にたまります。
繰り返しになりますが、PayPayでは他社クレジットカードは使えなくなる方向性です。するとPayPayの支払い方法は、実質的には「残高払い」と「クレジット(旧あと払い)」の2種類ということになります。
この2種類のうち「クレジット(旧あと払い)」の方がポイント還元率が高いのです。
もう少し詳しく見てみましょう。
PayPayポイントのお得なプログラム「PayPayステップ」によれば、同じアプリからの支払いでも「残高払い」の基本付与率は0.5%、「クレジット(旧あと払い)」の基本付与率は1.0%となっています。
基本付与率のところで2倍の差があるので、これはクレジットの方が確実にお得ですね。
※ここにさらに「条件達成特典」というものが加わりますが、これはどちらも同じ+0.5%で変わりありません。
また、同じYahoo!グループである「Yahoo!!ショッピング」や「LOHACO」といったサイトでのお買い物では大きくポイントがたまります。最大5%にもなりますので要チェックです。
ためていたはずのポイントが、いつの間にか有効期限切れ……!というのはポイントあるある。
ですが、PayPayポイントなら有効期限がありませんので安心です。普段のお買い物で少しずつ使っていくのもいいですが、欲しいものに手が届くまでため続けるといった使い方もできます。
※ポイントプログラムは改変が行われやすいので、有効期限も今後変更になる可能性があります。最新情報はまめにチェックしておきましょう。
PayPayにお金をチャージして利用する「残高払い」の場合、クレジットカードを利用してチャージできるのはPayPayカードのみ。
残高チャージは銀行口座からや、ATMからの現金チャージも可能ですが、「私はクレジットでチャージしたい!」という方にとってPayPayカードは必携のクレジットカードです。
ただし、PayPayカードから残高へのチャージ分は、ポイントがつきません。残高にチャージする時と、残高から支払う時のポイントの二重取りはできないしくみとなっていますのでご注意ください。
また、残高(チャージ)とクレジット(旧あと払い)の併用はできません。
PayPayカードの年会費は無料です。あまり使わずに持っているだけでも、余分な出費が発生してしまうことはありません。
「これ以上のクレジットカードはいらない!」という事情がない限り、PayPayユーザーなら作っておいて損はないでしょう。
実際にカードを作る前にはしっかりデメリットについても押さえておきましょう。
これらを順番に解説します。
PayPayカードには旅行保険やショッピング保険といった各種保険が付帯されていません。クレジットカードで旅行代金の支払いをする際は、旅行保険がどうなっているか確認されることをおすすめします。
ちなみに、PayPayカードゴールドの方は年会費が11,000円(税込)かかりますが、
が付帯され、より安心度の高いカードとなっています。
PayPayカード自体は年会費が無料なのですが、ETCカードをつける場合は年会費が550円(税込)かかります。
ETCカードが欲しくてクレジットカードを検討されている方は、「ETCカード無料」に着目して他のカードをあたってみましょう。
PayPayカードはYahoo!ショッピングではポイント還元率が高くなりますが、amazonや楽天といった通販サイトでの還元率は低め。
もちろん基本付与率の1%はつきますが、たとえば楽天ユーザーなら楽天カードの方がもっと還元率が高くなります。楽天カードも年会費は無料ですので、よく利用されるなら両方持っておいてもいいかもしれません。
2023年9月現在、PayPayにおすすめのクレジットカードはPayPayカードと言えるでしょう。
残高払いよりもお得にポイントがたまりますので、PayPayヘビーユーザーの方はこの機会に検討してみるのもいいかもしれませんね。
(学生の窓口編集部)
【監修】橋本 徹(FP Office株式会社)
大手企業に就職するも、自身の目で世界を見たいと思い22か国を歴訪。世界のお金の常識と日本の常識のギャップを肌で感じ、日本の金融教育の遅れを痛感。帰国後、自身のスキルアップと日本の金融常識を変えるためにFPに転身。海外での経験を活かし外資系金融機関でも活躍した経験を持つ。現在では年間30回以上のセミナー講師、年間個別面談500件以上の相談を受けている。
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