決済アプリはどれがお得? キャッシュレス決済でポイント高還元を実現する組み合わせ

更新:2020/03/23

お金の知識

日本のキャッシュレス比率は諸外国に比べかなり低く約20%ほど。日本政府は2027年までに40%への引き上げを目標に、2019年10月の消費税増税に合わせて「ポイント還元制度」を実施しています。

これに伴い各クレジットカード会社や「100億円あげちゃう」キャンペーンで有名なPayPayなどの「電子決済サービス」を提供する会社でもポイント還元のキャンペーンを実施しています。ただ、その数が多すぎて、人によってはどれが本当にお得なのかわからず、キャッシュレス決済に二の足を踏んでいる人もいるようですね。

そこで、現在(2020年3月現在)行われている制度やキャンペーンを利用した、お得度が高い組み合わせをまとめました。今回は、導入店舗数が多いQRコード決済を使った支払いについてでまとめてあります。
ポイントの2重取りや3重取りといったワザを駆使して、手軽に高還元率をゲットしましょう。

キャッシュレス決済の基本や得する情報を解説。
キャッシュレス決済に関する記事はこちら

QRコード決済アプリを比較

QRコード決済アプリを徹底比較

アプリによって支払い時の方法が若干異なり、スマートフォンを支払い端末にタッチするだけの「非接触IC決済」と、QRコード画面をコード読み取り端末にかざして支払う「QRコード決済」があります。
「非接触IC決済」は便利なのですが、専用端末機の導入が必要なため設置店舗が少ないというのが現状です。そこで今回は「QRコード決済」アプリのポイント還元率やチャージ方法などを比較しながら紹介します。

還元率だけならPayPay・d払い・楽天ペイがお得

大規模なキャンペーンで根強い人気のPayPayは、ヤフーとソフトバンクによって設立された会社で、ヤフー関連サービス利用時のポイント還元や、ヤフーカード支払いにするとボーナスポイントが付くなどの特典を備えています。また公共料金の支払いも可能で、20回に1回は1000円分のポイント還元が付くキャンペーンも期間限定で実施しています。

楽天ペイd払いも、楽天カードやdカードによる支払いでポイント還元率が上がります。LINE Payは使用頻度によって「マイカラー」というステージが変化し、それによってポイント還元率も変化します。

コンビニのレジで現金チャージできるのはLINE Payd払いです。設定残高より金額が低くなると自動的に口座から入金されるオートチャージを利用できるのは、PayPayLINE Pay。 

その他、特徴的なのはORIGAMI Payです。ポイント還元制度はありませんが、利用できる店舗も多く、提供店舗では利用時に1~3%の割引を受けられます。また期間限定で対象店舗での買い物が大幅に安くなるなどのキャンペーンがあります。

以下の表に、「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」「d払い」「モバイルSuica」「ORIGAMI Pay」の6種類の決済方式についてまとめました。モバイルSuicaは、QRコード決済には対応していませんが、アプリ支払いのひとつとして記載いたしました。参考にしてみてください。

アプリ決済の比較表

アプリ決済の比較表

お得な組み合わせによるキャッシュレス決済

キャッシュレスの支払いによる還元は4パターンあります。

  • 政府による還元
  • コード支払還元
  • クレジットカード還元
  • ポイントカード還元

これらをうまく組み合わせて使うことで高いポイント還元を得ることができます。期間限定のキャンペーンも多く実施されているので、それらもうまく利用すれば、かなりお得に買い物ができるでしょう。

還元ポイントは各社のポイントの合算なので、自分の利用しやすい種類のポイントに還元されるものを選択するのもいいでしょう。

PayPay・Yahoo!JAPANカード・Tポイントカードを組み合わせる


PayPayのチャージにYahoo!JAPANカードを利用して、ファミリーマートなどのTポイント加盟店でTポイントカードを提示すると、最大8.5%のポイント還元を得ることができます。
ただ、PayPayボーナスとTポイントには連携がなく、ポイントの交換ができないため、お得を感じにくいかもしれません。

【決済手段】 PayPay(PayPayボーナス1.5%)
 +
【入金方法】 Yahoo!JAPANカード(Tポイント1%)
 +
【レジで提示】 Tポイントカード(Tポイント1%)
 +
政府による還元(PayPayボーナス2~5%)


合計:5.5~8.5% 還元(PayPayボーナス+Tポイント合算)

d払い・リクルートカード・Pontaカードを組み合わせる

dポイントとPontaポイントは会員登録をすれば、相互交換可能です。また、いつでも1.2%の高額還元を得ることができるので有名なリクルートカードのポイントも、dポイントやPontaポイントに交換でき、これらを組み合わせると、最大8.2%のポイント還元を得ることができます。

こちらも高還元率ですが、ポイントの交換に手間がかかる点は覚えておきましょう。入金方法にdカード、レジでdポイントカード提示の組み合わせでも高還元を得られますが、下の組み合わせよりは若干低くなります。

【決済手段】 d払い(dポイント0.5~1%)
 +
【入金方法】 リクルートカード(リクルートポイント1.2%)
 +
【レジで提示】 Pontaカード(Pontaポイント0.5~1%)
 +
政府による還元(dポイント2~5%)


合計:dポイント 4.2~8.2% 還元

楽天ペイ×楽天カード

この組み合わせは最初からポイントの種類が分散されないことがメリットです。最大6.5%のポイント還元を得られる、還元率+お手軽さのバランスのいい組み合わせです。

【決済手段】 楽天ペイ(楽天スーパーポイント0.5%)
 +
【入金方法】 楽天カード(楽天スーパーポイント1%)
 +
政府による還元(楽天スーパーポイント2~5%)


合計:楽天スーパーポイント 3.5~6.5% 還元

まとめ

今回はスマホアプリによるキャッシュレス決済を中心に説明しました。カードとアプリを上手に組み合わせることでかなりのポイント還元を実現できることが理解できたことと思います。

さらに各社が実施している期間限定のポイントアップキャンペーンを注意深くチェックしていれば、ポイント還元率10%以上も夢ではありません。今回の内容を参考に自分にとってメリットのあるポイント還元が受けられるアプリとカードを選択してキャッシュレス還元制度をスマートに使いこなしていきましょう。

(学生の窓口編集部)

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