「インフルエンサー」の意味とは? SNS時代の新たなマーケティングスタイルに注目!

2022/07/31

ビジネス用語


「インフルエンサー」は若い世代を中心にすっかり市民権を得てきた言葉。ですが改めて意味を聞かれると困ってしまうという方も多いのでは。もしあなたが「インフルエンサー」になれればそれだけで企業に就職できるかも…?こんな噂は果たして本当なのでしょうか。

今回は、学生のうちから知っておきたい「インフルエンサー」の意味、そして企業が注目する「インフルエンサーマーケティング」について解説。代表的なインフルエンサーも合わせてご紹介していきます。

インフルエンサーの意味とは

インフルエンサーとは、「SNSやブログ、動画サイトなど、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において、ユーザーに多大な影響を与える人物」のことです。

情報発信力のある人が、何かしらの行動や発言をすると、ファンや読者の購買意欲を刺激します。世間で周知されるほどの著名な人になると、ファンや読者以外のユーザーにも影響を与えるほどの力を持つようになります。

これまでは、大きな影響力を持つ人といえばテレビや雑誌に出る著名人やタレントに限られていました。しかしインターネットでのSNSや動画メディアなどの普及により、一般個人でも容易に情報発信できるようになり、中には多くの人に支持される人も出てきました。

このような流れを受けて生まれたのが「インフルエンサー」という言葉。もともと著名人やタレントだったわけではない、しかしネットを通じて大勢の人に影響を与えることができる。そんな人々が増えてきたのを背景に「インフルエンサー」という言葉も定着してきたと言えるでしょう。

また、インフルエンサーはメディア毎に、

・ブロガー(Blogger)
・ユーチューバー(YouTuber)
・インスタグラマー(Instagrammer)

などと呼ばれます。それぞれのメディアの特性を活かし、自分の魅力を最大限に発揮したり役に立つ情報を発信したりすることで、誰でも「インフルエンサー」の仲間入りができる可能性を秘めているのです。

「インフルエンサー」を他の日本語にすると?

「インフルエンサー」をカタカナ言葉ではなく、他の日本語にするとどうなるでしょう。上で解説したインフルエンサーの意味を簡潔な日本語で表すと「影響力のある人」「影響者」となります。

あるいは、SNSや動画などのメディアを媒体として発信するという特徴があることから、「影響力のある発信者」と言い換えることもできるでしょう。

「インフルエンサー」と同じ意味を英語でいうと?

「インフルエンサーは和製英語で、本来の英語では通じないのではないか…?」
こんな心配をする人もいるかもしれません。ですが、ご安心下さい。インフルエンサー(Influencer)は英語でも同じ意味で通じます。

例えば、
”He is a Japanese influencer.”(彼は、日本のインフルエンサーです。)
このように使います。

「インフルエンサー」と似ている「インフルエンザ」

毎年冬になると流行しやすい「インフルエンザ」は、「インフルエンサー」と同じ語源とされています。「インフルエンサー(Influencer)」は、「Influence」(影響、感化)を起こす人のこと。「インフルエンザ」も「影響」を意味するイタリア語(Influenza)であり、16世紀ごろにイタリアで起きた感染症が由来とされています。

インフルエンサーの種類

インフルエンサーは、その影響力の大きさに応じていくつかの種類に分けられます。

メガインフルエンサー フォロワー数100万人を超えるようなトップインフルエンサー。
もともと著名人であるか、カリスマ性を持つ人が多い。
フォロワー数が多いだけに、フォロワーとのやりとりは希薄。
ミドルインフルエンサー フォロワー数10万人を超え、100万人程度まで。
メガインフルエンサーほどではないが圧倒的な影響力の持ち主。
フォロワーとの関係性は薄くなりやすい。
マイクロインフルエンサー フォロワー数1万人を超え、10万人程度まで。
美容や旅行、ファッションなどジャンルに特化していることが多い。
フォロワーとの関係性は近い。
ナノインフルエンサー フォロワー数1万人程度まで。
比較的小さなコミュニティーに影響力を発揮。
フォロワーとの関係性が密になりやすい。

ただし、これらの分類は明確に定義されているものではありません。あくまで影響力の大きさをイメージするための1つの目安と考えておいて下さい。

企業が注目するインフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティング

実はこのインフルエンサーに、さまざまな業界の企業が大注目。「インフルエンサーマーケティング」という言葉も生まれています。

インフルエンサーマーケティングとは?

「インフルエンサーマーケティング」とは、「企業がインフルエンサーを起用することで、消費者の購買行動を促すマーケティング手法」です。

企業としては、自社の商品やサービスに興味を持ってくれる人々を何とかして掘り起こし、効果的に魅力を伝えたい。そして最終的には購入してもらいたい。そんな販売促進のためにインフルエンサーを味方につける、これがインフルエンサーマーケティングです。

インフルエンサーに企業が注目する理由

インフルエンサーに企業が注目する理由はずばり、「口コミ的な広告効果を得られる」ためです。

たとえば、とある企業が新商品のハンドクリームを世間に広めたいと考えています。従来ならTVCMや雑誌広告などを主に活用したかもしれません。ですが消費者は「企業の広告だと良いことしか言わない、本当のところが分からない」と考えてしまいがち。

そこで企業は、「インフルエンサー」にお願いしてハンドクリームを使ってもらうことに。それを見たファン達はもともとインフルエンサーに信頼感を抱いているため、「あの人が使っているなら間違いないだろう」と購入する人が現れてくるわけです。

さらにSNSは口コミが広がりやすいのも魅力の一つ。ファンが使って「良かった」という口コミはSNSを通じてどんどん広まっていきます。時にはSNSでバズって品薄になる商品まで出てくるほど。

このように、口コミの影響はとても大きく、企業も無視できないものとなっています。そのため「インフルエンサー」に目をつけている企業が増えているのです。

学生のインフルエンサー採用も

インフルエンサーマーケティングの一環として「学生のインフルエンサー採用」に力を入れる企業も出てきています。以下は、とあるメガネ販売チェーン企業が実施するインフルエンサー採用の募集要項です。

【応募資格】
・年齢学歴不問
・「Twitter」「Instagram」「TikTok」「Youtube」など、自身のSNSアカウント1つに対してのフォロワー数10,000人以上

【募集職種】
●販売職
・地域社員
・全国社員

●クリエイティブ職
・映像制作
・WEBデザイナー
・フロントエンジニア
・店舗デザイナー

※採用後は社内インフルエンサーとして、会社に関するPR発信を通常業務と並行して担当。

【応募方法】
下記項目を記載の上、メール送信
・名前・年齢
・希望勤務地・職種
・自身のSNSアカウント
・フォロワー数
(その他SNSやブログ等も記載)

このケースでは、応募するとまずインフルエンサーとしての適性を審査されます。審査に通過できると、いきなり最終面接に進むことができるというもの。最終面接ということは、担当役員や社長面接となることが通例です。そこまでのステップを全て免除されるということは、それだけ「インフルエンサーに価値がある」と見なされているということなのです。

あなたも「インフルエンサー」として活躍できれば、多種多様な働き方に挑戦できるでしょう。ただし注目を浴びる存在なので、軽はずみな言動や行動をとれば、すぐに炎上や批判が起こってしまうことは要注意。社内インフルエンサーともなると、企業や商品イメージへの影響は大きいですから、言動にはくれぐれも注意しなければなりませんね。

著名なインフルエンサー

最後に、「インフルエンサー」の中でもトップクラスの著名人を3名ご紹介。「インフルエンサー」がどんな人たちなのか、きっと想像しやすくなるでしょう。

HIKAKIN

子どもから大人まで、老若男女に大人気!言わずと知れたユーチューバー、HIKAKIN(ヒカキン)さん。YouTubeにて4つのチャンネルを運営しており、動画の総アクセス数はなんと150億回を突破。YouTubeのほかTwitterやTikTokなどの各種SNSでも情報発信しているインフルエンサーです。

日本Youtuber界を牽引する存在であり、圧倒的腕前を誇るボイスパーカッションで人々を魅了。商品やサービスをカジュアルな口調で、分かりやすく紹介してくれます。

ひろゆき

「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」開設者という実績を持つ、ひろゆきさん。TV出演も多くインフルエンサーとして有名ですが、もともとタレントではなくプログラマーのスキルを持つ実業家です。

フランスの自宅から配信されるYouTubeライブでは、視聴者から繰り出されるあらゆる質問に分かりやすく回答。TVの情報バラエティ番組では、歯に衣着せぬトークで小気味よく論破していくことから「論破王」との異名も持ちます。「話に説得力がある」というのが魅力で、特に男性から支持されているようです。

東海オンエア

東海オンエアは、東海エリアとなる愛知県岡崎市発の6人組ユーチューバーグループ。メインチャンネル「東海オンエア」のチャンネル登録者数640万人超え、総再生回数が100億回突破というのは日本トップレベルです。

動画での体を張った企画の面白さは群を抜いており、男女を問わず圧倒的多数のファンを獲得。メンバーそれぞれの個性も際立っているので「人間力」といった部分でも多くのファンを惹きつけています。

まとめ

個人の発信力に注目が集まる昨今では、今後も「インフルエンサーマーケティング」を行う企業が増えてくるでしょう。誰もが知っている「有名インフルエンサー」になれなくとも、「学生インフルエンサー」として発信力や影響力を持つようになれば、それだけで就職活動の自己PRに書けるようになります。自分の強みを活かした「インフルエンサー」を目指してみると、何か面白いことが起こるかもしれませんね。

文:マイナビ学生の窓口編集部


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