「留意」の正しい意味と使い方、類語もチェックしよう!

2018/12/25

対人マナー

「留意(りゅうい)」とは、ちょっと堅苦しい言葉のように感じますが、ビジネスシーンでは結構目や耳にする言葉。なかでも会話より、メールや書面などで使われるケースが多いようです。いざ目にしたときに戸惑わないよう、正しい意味と使い方をチェックしておきましょう。

留意する

「留意」ってどういう意味?

『広辞苑』を調べると、「留意」とは下記のように定義されています。

「ある物事に心を留めること。気をつけること」
(『広辞苑 第七版』より引用)

文字通り「意(意志や気持ち)」を、心に「留める」という意味。難しく感じますが、簡単に言えば「気をつけておいてね」「このことをいつも気に留めておいてね」ということです。

「留意」の正しい使い方

意味がわかったところで、その使い方をご紹介します。

・以下の点には特にご留意ください。
・この件は口外しないようにくれぐれもご留意ください。

このように、相手に特に「気に留めて」ほしいことを強調するときなどに使います。
また「留意してください」と言うと、言われた相手が命令されているように感じる可能性があるので、「ご留意」と「ご」という接頭語をつけて、より丁寧な言い方になるように使うと角が立ちにくいでしょう。

さらに、もっと丁寧にしたい場合は「ご留意願います」「ご留意くださいますようお願いいたします」などと使うのもおすすめです。

また、以下のように謝罪のときに使うこともできます。

・同様のミスが起きないよう、以後留意いたします。

これは「今後は気をつけます」という意味ですね。さらに、相手の健康を気遣って手紙やメールなどの最後に

・寒さ厳しき折、健康にご留意くださいますようお祈り申し上げます。

などと、添える使い方もあります。

「注意」とはどう違う?

「留意」と似た言葉に「注意」があります。「注意」は、『広辞苑』の説明によると以下になります。

1.気をつけること。気をくばること。
2.悪いことが起こらないように警戒すること。用心すること。
3.気をつけるように傍らから言うこと。忠告。
4.ある一つの対象を選択し、認知・明瞭化しようと意識を集中する心的活動。同時に、その他のものは抑制・排斥される。
(『広辞苑 第七版』より引用)

「留意」に比べて「注意」は「危険なこと」「悪いことに対して気をつけて用心する」というニュアンスが含まれます。また「注ぐ」という漢字からもわかるように、「注意」には「ひとつのことに気持ちを注ぐ」「集中する」という意味があるので、「留意」よりも神経を集中させる場合に使われます。

まとめ

「留意」は「ある物事に心を留めること」「気をつけること」という意味です。「相手に特に気に留めておいて欲しいことを伝える場合」、あるいは「自分が何かに気をつけるとき」などに使います。「気をつけてください」「気をつけます」というより、「ご留意ください」「留意します」と言ったほうが、より丁寧な印象を与えるので、ぜひ覚えておきましょう。

(文・イマーゴ)

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