遵守とはどんな意味? ビジネスシーンでの使い方を例文付きで解説!【スグ使えるビジネス用語集】

2021/05/31

ビジネス用語

ビジネスシーンで「遵守」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。日常ではあまり使われない言葉ですが、いったいどのような意味なのでしょうか。ここでは「順守」の意味や具体的な使い方、そして「遵守」と「順守」との違いについても解説します。

遵守(じゅんしゅ)の意味は?

「遵守」とは、法律や道徳などのきまりを守り、従うことです。

日常生活ではあまり使われることのない「遵守」という言葉ですが、「法令遵守」などという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。法律関係の仕事についている方には、よく使われる言葉です。

順守との違い

順守も遵守と全く同じ意味で使われ、国語辞典でも2つの漢字が併記されています。

もともとは遵守という言葉が使われていましたが、昭和29年に「遵」という漢字が当用漢字表という、一般的に使用される漢字から外す案が発表されました。そのため、新聞などのメディアでは「遵」の代わりに「順」の字を当て「順守」と表記するようになりました。

しかし、結局「遵」は当用漢字表から外されることはなかったため、「遵守」と「順守」という2つの表記の仕方があるのです。

ビジネスシーンでの遵守の使い方と例文

全く同じ意味を持つ「遵守」と「順守」ですが、新聞などでは「順守」と表記されることが多いため、ビジネスシーンでは「遵守」と「順守」のどちらを用いるべきなのか迷ってしまう人も多い言葉です。

現在では、公用文や教科書をはじめとしたビジネスシーンでは「遵守」が使われることが一般的です。法令に関わる文書にもすべて「遵守」が使われています。近年注目を集める、コンプライアンスなどに関わる資料も、法令に関わるものなので「遵守」を使います。

<例文>
「就業規則遵守に関する誓約書を提出していただきます。」
「労働三法の遵守は、企業の義務である。」
「法令を遵守するために、コンプライアンス部門を立ち上げた。」
「飲酒運転などがニュースになっているが、公務員として法令遵守を徹底してもらいたい。」
「当サービスを利用する場合は、ガイドラインの遵守を徹底してください。」
「入社について遵守すべき事項をまとめましたのでご高覧ください。」

ただし、新聞や雑誌、テレビなど多くの人が目にするメディアでは「順守」が使われることが多いです。また、新聞や雑誌などに関わる新聞社、編集社、テレビ業界や広告業界などでは社内でも「順守」を使う場合がありますので、周囲の人々がどのように利用しているのかを観察してみてください。

なお、ビジネスシーン以外の日常で使う場合は、どちらの表記を使っても構いません。

遵守の対義語

遵守の対義語としては「違反」「違背」を挙げることができます。

違反

法律を守ることを意味する「遵守」に対し、「違反」は法律や契約、約束を守らない、背くという意味を持つため、対義語と定義することができます。

違背

基本的に違反と同じく、決まり事を守らないことを意味します。違反は国や会社などが決めた法律、社則などを破った際に使われる一方、違背は個人間での決め事を守らなかった場合に使用されます。

遵守の類義語

ここでは遵守と近しい意味を持つ「厳守」「」について違いを解説します。

厳守

似たような意味に「厳守」という言葉がありますが、時間厳守という慣用句があるように、厳守は時間やルール、秘密など、使用される幅が広いという特徴があります。

準拠

準拠には「~をよりどころにする」「~を標準とする」という意味があります。遵守は守る、従うといった意味が強いため、ニュアンスが異なります。

まとめ

遵守の意味や使い方についてまとめました。意味は 法律や道徳などのきまりを守り従うことで、順守という書き方もあり、この2つは全く同じ意味の言葉です。ビジネスシーンでは遵守を使うことが一般的ですが、業界によっては順守との使い分けが必要な場合もあります。遵守という言葉を使うときは、ぜひ使うシーンや書き方に気を付けてください。

文:Click&Clack
学生時代から執筆活動を開始し、図書館や書店、出版社での勤務を経て現在はフリーライター。得意ジャンルは日本語や観光に関するもの。別名義でコラムやエッセイの執筆経験も多数。

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