「とりあえず」を敬語で表現するには? 覚えておきたい敬語マナー

2018/07/19

飲み会・宴会

「とりあえず」という言葉を普段の生活で何気なく使っている人もいるかもしれませんね。しかし、この「とりあえず」は敬語ではないので、ビジネスシーンで使うべきではないとされています。そこで今回は、使ってしまいがちな「とりあえず」を敬語で表す話し方をご紹介します。

「とりあえず」を敬語で表現するには?

とりあえずは敬語表現ではない

「とりあえず」を辞書で調べると、【さしあたって、まず、一応】という意味があるほかに【事態に十分対応できないので】という意味があります。そのため、「とりあえず」という言葉を使われた相手は、自分が軽んじられているような印象を受けますし、「とりあえず」という言葉からは敬意や尊敬の気持ちを受け取りにくいのです。


ビジネスの場で適切な敬語表現とはいえない「とりあえず」に敬意や尊敬の気持ちを込めて話たい場合はどのように相手に言えば失礼のない話し方になるのでしょうか。

「とりあえず」は「まず」に置き換える

お客様や上司を含め、目上の人に対して【さしあたって、まず、一応】という意味の「とりあえず」を使って話したいときには、「ひとまず」や「まず」という言葉を使いましょう。そうすることで、相手は不快な思いをせずに済みますし、あなたに対して「敬意を持って接してくれる人」や「きちんとした言葉遣いができる人」という印象を持つのではないでしょうか。

具体的な例を挙げると、
「この件に関しまして、まずはお見積りを送らせていただきます。」
「今後につきましては、ひとまず持ち帰って相談のうえ、お返事させていただきます。」と言うことで「とりあえず」を使わずに話すことができます。
「この件につきましては、とりあえずお見積りを送らせていただきます。」や「今後につきまして、とりあえず持ち帰って相談のうえ、お返事させていただきます。」と言われるのでは、印象がまったく違いますよね。

「さしあたって」「一応」「取り急ぎ」も「とりあえず」と同じようにNG

「とりあえず」の意味に含まれる「さしあたって、一応」のほか、「取り急ぎ」もビジネスの場や目上の人に対しては使うのを避けましょう。ほんの少しの言葉の違いが、あなたの評価を上げたり下げたりするかもしれません。おおざっぱで適当な印象や、おざなりな感じ、手順を省いて要件のみという受け取られ方をされてしまわないようにしてくださいね。

いくつか例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

例1:)「さしあたってお話しします。」→「今のところわかっている範囲でお話しします。」

例2:)「取り急ぎ」→「手短ですが、お許しください。」

例3:)「一応」→「おおよそですがご説明させていただきます。」

いかがでしたか? ついつい癖で使ってしまう「とりあえず」という言葉ですが、雑な印象を与えてしまいかねませんので、今回ご紹介した言い換えの表現を知って、いざというときに使えるようになりましょう。


執筆:山岸りん
短大卒業後、自動車ディーラーをはじめ金融関係、介護関係、保育、学習塾と幅広い業種での経験があり、現在は学習塾で小学生の学習に携わっています。

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