「失念」の意味と正しい使い方【ビジネスメール例文付き】

2018/05/14

仕事全般

失念の意味とは? メールでの使い方 例文付き

失念とは? 意味と使い方

失念とは、1.うっかり忘れること。2,[仏]心を散乱させる煩悩の一つ。(⇒引用元:『広辞苑 第六版』P.1256)を意味する言葉です。元々は仏教用語ですが、一般に使われるのは1.の意味です。特にビジネスシーンでは、自分の仕事・与えられた課題を「うっかり忘れ」た際、それを表明するときに使われます。

失念を使った例文

「失念」は社会人になるとよく使う言葉の代表格で、自分の失策を指す言葉ですが、聞こえがいいので多用されます。

例えば、
・国際見本市用のサンプル提出の件、失念しておりました。
・先方への連絡を失念しておりました。

というふうに使います。「うっかり忘れること」という意味ですので、普通は「失念しておりました」という表現にします。

×先方にメールを送るのを失念した。

みたいな言い方・記載は普通しません。誰に対して言うかにもよるのですが、そもそも「失念」は自分のした「失策」ですので、「失念した」という表現では、「失策に対して申し訳ないという気持ち」はあまり感じられませんね。

ですので、普通は「おります」(「いる」の謙譲語「おる」+丁寧語「ます」)を付け、(忘れていたのは過去なので)「ます」を「ました」に変えて、

失念しておりました

とするのです。意味は「うっかり忘れてました」なのですが、「失念しておりました」とすると、うっかり感が薄まって、丁寧な表現になり、なぜか「聞こえ」もよくなります。これらは、ミスした身にとってはありがたいことですね。

そのため「失念しておりました」はよく使われるのです。ただし、その後にはたいてい、

・誠に申し訳ありません
・すみませんでした

といった謝罪の言葉を付けます。

国際見本市用のサンプル提出の件、失念しておりました。
誠に申し訳ありません。

というふうに使います。自らのミスを表明するわけですから、それへの謝罪を入れなければならないのは当然ですね。

「失念」を用いたメールのサンプル

以下にメールでの使い方のサンプルを挙げます。

===========================

株式会社□□□□□
開発第2部
鈴木太郎 様

お忙しいところを失礼いたします。

A社のコンペに向けたサンプル作成でご協力を賜り、ありがとうございます。

2月20日に変更点についての指示書をお送りするのを失念しておりました。誠に申し訳ありません。

本メールにファイルを添付いたしますので、ご査収くださいませ。
余計なお手数を掛けましたこと、深くお詫び申し上げます。

何卒よろしくお願いいたします。

株式会社△△△△
企画部
高橋一郎

===========================

「失念」「失念しておりました」は、ビジネスシーンでは誰もが使う便利な言葉ですが、あまり多用してはいけません。また多用しなければならないようでは、優秀なビジネスパーソンとはいえませんね。「失念しておりました」とメールで書かなくても済むように仕事に励んでください。

(高橋モータース@dcp)

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