ベンチマークとは? 業界別で異なる意味と使い方【例文】

2018/07/31

付き合い・人間関係

ベンチマークとは、もともとはものごとの基準や指標という意味の言葉です。一方でいまではベンチマークは投資やIT、測量、自動車、マーケティングの5分野でそれぞれ異なる意味や使い方で使われています。今回はそんなそれぞれの分野で意味が異なるベンチマークの分野別の意味を一つ一つ説明しましょう。

ベンチマークとは? 業界別で異なる意味と使い方【例文】

分野別のベンチマークの意味と活用例

測量の世界での基準点をベンチマークと呼んでいたことが始まりですが、現在、それぞれの分野で異なる意味で使われているベンチマーク。分野ごとに意味を紹介します。

投資の分野におけるベンチマークの意味

ベンチマークは投資の分野では、投資商品を評価するための指標です。たとえば、投資信託の場合は東証株価指数や日経平均株価などの指数(インデックス)をベンチマークとし、運用の成績を評価していきます。
投資信託をする際にベンチマークは必要不可欠です。仮に投資信託が1年で10%利益をあげても、その利益がよい結果かどうかはわかりません。そこで登場するのが基準となるベンチマークです。基準となるベンチマークと比較して、運用の成果がどのようにあったかを評価します。投信信託で10%の損を出していてもベンチマークが15%下がっていたら、「ベンチマークを上回った」ことになると覚えておきましょう。

【例文】TOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする。


ITの分野におけるベンチマークの意味

IT分野におけるベンチマークは、コンピューターシステムのハードウェアおよびソフトウェアの性能・動作速度を調整・評価するための基準という意味を指します。またコンピューターを構成する各機能やシステム全体の性能を比較、評価するのが、「ベンチマークテスト」です。
あるゲームメーカーでは、動作検証と宣伝を目的として、ベンチマークソフトを制作し、配布する場合があります。主にスペックが高いパソコンが必要とされるパソコン用のゲームソフトやオンラインゲームで行うケースが多いです。

IT分野でのベンチマークの意味は、性能を測定するということです。その際にはベンチマーク用の実際にソフトが使用されることもあります。ベンチマークテストの測定結果により、どの製品やシステムが優秀であるかを把握できます。
ゲーム業界では動作の確認とプロモーションを兼ねたベンチマークソフトが作られることもあります。このベンチマークソフトはお試しとして利用できることで、顧客に合っているかどうかを評価できるようになるのです。

【例文】新しいシステムのベンチマークソフトの改善点を教えてください。


測量の分野におけるベンチマークの意味

測量の分野では、ベンチマークは地表上の各地点の相対的高低差を定める測量の水準という意味です。何かを比較するときに評価基準を意味する用語として使われています。またビルなどの建物を施工する際の基準位置、基準高を決める原点をベンチマークと呼び、設計図では「BM」と表記されることもあります。

測量の分野で使用するときは、基準レベル点の意味があるベンチマークは、動く恐れのないもの、工事中でも撤去しないものを使用することが多いです。たとえば、道路の縁石やマンホールなどがベンチマークとして使用されています。

【例文】測量用のベンチマークの設定をおねがいします。


自動車の分野におけるベンチマークの意味

自動車の分野では、他の分野とは違った意味でベンチマークが使われます。自動車分野でのベンチマークは「完成度の高い車」という意味です。完成度の高い自動車が発表されるごとに、その車がベンチマークとなり基準が変更していくことを覚えておきましょう。
このように自動車分野のベンチマークは頻繁に基準が変更しますが、歴代の車もベンチマークとされることもあります。たとえば、スポーツカーのポルシェ、軽自動車のスズキのワゴンRがベンチマークされている車の代表例です。

【例文】ベンチマークになるような効率性に優れた駆動システムが次世代の自動車には求められている。


経営・マーケティング分野におけるベンチマークの意味

経営・マーケティング分野においては、ベンチマーキングという言葉が使われています。ベンチマーキングとは、まず企業が業界内の他社の優良事例を分析します。その後、自社の業務手法と比較したあとに、業務の問題点や改善点を明確にし、学び、取り入れる手法です。

ベンチマーキングは1970年代にアメリカ企業が導入している経営手法のひとつでした。 ベンチマーキングするときは、ベンチマークすべき機能や要素の範囲を認識すること、適切な対象を選ぶことが重要です。

【例文】競合のあのサイトをベンチマークにしておこう。


ベンチマークの各分野の意味について紹介しました。投資・IT・測量・自動車・経営&マーケティング」の分野によって、それぞれ異なる意味と活用で使われています。各々の意味を覚えて、ビジネスシーンの中でベンチマークという言葉が使われた際は、どういったベンチマークを指しているのかすぐに判断できるようにするといいですね。ベンチマークは各分野で欠かせないものですので、意味をしっかり理解して仕事に役立てていきましょう。

・執筆:Megu.K

さまざまなコンテンツの執筆を10年以上に渡って行っている。美容、就職、求人関連の記事は多数執筆経験がある。伝えたい内容を的確に表現することを心がけ、対象の読者を意識した文章を提供することに重点をおいて執筆している。

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