「聞く」の謙譲語はなんと言う? 正しい敬語と使い方

2018/01/31

対人マナー

■「聞く」の謙譲語って何?

今回のテーマである「聞く」の謙譲語には、

・伺う
・お聞きする
・拝聴する

といった言葉が挙げられます。どれもビジネスシーンではよく使うものですから、覚えておきましょう。参考に、それぞれの使用例をご紹介します。

●例1……本プロジェクトの概要について伺います

「自分が相手に何かを聞きたい場合」には、「伺う」がよく用いられます。ただし「伺う」を使う場合は、「お伺いする」のように頭に「お」を付けるのは二重敬語になるので注意しましょう。また、「行く」の謙譲語である「伺う」と混同しないよう注意が必要です。

●例2……○○さんはゴルフが趣味だとお聞きしました

「お聞きする」は「伺う」と同様に人に何かを聞きたい場合に使う謙譲語です。それ以外には例のような「自分が聞いた」ことをへりくだって表現する場合にも使えます。もちろん、「趣味だと伺いました」といったように、「伺う」を使ってもOKです。

「伺う」と「お聞きする」は、どちらも同じ謙譲語ですので、話の内容や前後の言葉の組み合わせで、使い分けるといいでしょう。

●例3……先ほどの講演(スピーチ)を拝聴しました

「聞く」の謙譲語の中でも、「拝聴する」はとりわけ丁寧な表現です。例のような、尊敬する相手の講演やスピーチを聞いた際に使うのが一般的です。また、メールで用いることも多い表現です。

上述の三つ以外では、「承る」や「お尋ねする」も「聞く」の謙譲語に当たる言葉です。

・A-3会議室の場所をお尋ねしたいのですが
・私がお話を承ります

など、「聞く」という言葉を用いるシーンで使うといいですね。

「伺う」をはじめとする「聞く」の謙譲語は、ビジネスシーンで毎日のように使う言葉です。大きな失敗をしてしまう前に、謙譲語の基本と一緒にしっかりと覚えておきましょう。

(中田ボンベ@dcp)

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ