ニュース番組などで経済の話題が出た際、「デフレ」という言葉を聞くことがあります。子どもの頃、社会科の授業で習ったデフレですが、きちんと誰かに説明できるという人は実は少ないのかもしれません。デフレとはどんな現象で、何がきっかけで起こるのでしょうか? 社会人になるにあたって知っておきたい経済用語デフレについて今回は紹介していきます。 今回は、大人ならその意味をちゃんと知っておきたい経済用語として、「デフレ」をご紹介します。
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■デフレとは物価が下落し続けること
デフレはデフレーション(Deflation)の略で、その意味について『広辞苑 第六版』には、
・(通貨収縮の意)物価が持続的に下落すること。企業の倒産、失業者の増大など不況や社会的不安を伴うことが多い。(P.1930より引用)
とあります。物価の下落、つまりモノの価格が落ちることをデフレといいます。例えば牛丼でおなじみの『吉(正しくは土に口)野家』。経済が好調だった時代は牛丼の並盛が1杯400円まで上がりました。一方でデフレ期には一時は280円まで価格が下がったことも。400円だった牛丼が280円で食べられるようになるのはうれしいものですが、実はデメリットも大きいのです。
例えば企業側はデフレで400円のものが280円になると、当然ですが売り上げや利益が下がります。そうすると、何とか利益を出そうと材料費や人件費などコストを抑えることになり、次第に経営が苦しくなり……ということが起こります。他の企業でも同様で、中には倒産してしまう企業も。そうなればそこで働いていた人の生活が苦しくなり、またモノを安くしないと売れなくなり……と悪循環が続きます。これが「デフレ・スパイラル」と呼ばれている現象です。
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