「ボトルネック」の意味とは? ビジネスシーンでの使い方例文と解消法

更新:2024/06/28

ビジネス用語

「ボトルネック」という言葉を聞いたことはあっても、意味や使い方には自信がないという人もいるのではないでしょうか?

「ボトルネック」は全体の進行の妨げとなる要因を指すカタカナ言葉。ビジネスシーンでも使われるので、社会人になったら覚えておきたい用語です。

さらに、ボトルネックは人に対しても使われることがあるのだとか。自分がボトルネックの人になっていないかも気になりますよね。

そこで今回は「ボトルネック」の意味や使い方、そして解消法までをご紹介します。

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「ボトルネック」の意味とは

日本語で出てくる「ボトルネック」は、全体の能力や成果に影響する「問題となる要因」のことを指します。簡単にわかりやすく言うと、「妨げとなっている箇所」と言い換えることもできます。

具体的には、PCでの処理性能を低下させる要因となっている部分だったり、何らかの仕事の作業工程の中で、全体の生産性を落としてしまう要因となる部分を指します。

大きなボトル(瓶)でも、通り道が狭いネック(首)になっていると一定時間当たりの出る液体の量は少なくなってしまいますよね。日本語の「ボトルネック」は、この現象に由来して、さまざまなビジネスシーンに利用されています。

英語の「ボトルネック」の意味は?

和製英語のように思える「ボトルネック」ですが、英語の「bottleneck」という言葉が語源です。

英語の「bottleneck」は直訳すると「瓶の首」となりますが、日本語での使われ方と同じく「進行を妨げる物事・人」「障害」などと訳されます。

呼び方は省略されることも!

ビジネスシーンにおいて「ボトルネック」は「ボトル」を省略して単に「ネック」だけで使われることも少なくありません。

社内で「ネック」だけが飛び交っている場合は、「ボトルネック」の省略だと意識することで、社内のやり取りがより深くわかるでしょう。

業界別「ボトルネック」の使い方

業界別「ボトルネック」の使い方

ボトルネックはビジネス上で目的を困難にさせる「問題」や「障害」を指して使われるのが基本ですが、業界によって多少使い方には特色があります。ここでは製造業界やIT業界など、業界別「ボトルネック」の使い方を事例とともに見てみましょう。

製造業での「ボトルネック」

製造業の場合、生産プロセスの複数の工程のうち、スピードが遅く全体の生産効率の低下をもたらしている工程のことを「ボトルネック」と呼びます。

IT業界などでの「ボトルネック」

IT業界などの「ボトルネック」は、システム処理や通信スピードの低下を招く原因や要因です。

また、パソコン用語の場合はシステム設計上の制約の概念や、一部のパソコンパーツの性能が低いことで生じるパフォーマンス低下のことを指すこともあります。

経営管理における「ボトルネック」

経営管理では、事業戦略上必要なことが難しい、あるいは問題になっている場合に「ボトルネック」が使われるようです。

資源の調達を例に挙げましょう。戦略上、ある資源が必要なのにもかかわらずその調達が難しい場合、「資源調達が戦略遂行上のボトルネックだ」と表現します。

ボトルネックのビジネスシーンでの例文

ボトルネック ビジネス 例文

実際に「ボトルネック」はどのような場面で使用されるのでしょうか。

「ボトルネック」という言葉が飛び交いやすい設計や生産の現場、会社の営業や企画などの場面における使い方を確認してみましょう。

設計や生産の現場での例文

・「最近、サイトのパフォーマンスが低下してきたが、どの機能のレスポンスがボトルネックになっているか調べる必要がある」

・「目標生産量に達しない原因は、C工程の作業時間が遅く生産工程のボトルネックとなり全体のサイクルタイムを遅らせているからだ」

上記のように、情報システムや生産工程の流れをせき止めるような影響を及ぼし、全体のスピードや生産量を低下させる場合「ボトルネックになる」というように使われることがわかります。

会社の営業や企画などの場面での例文

・「当社の中核事業を進める上で必要な人材が絶対的に不足しており、事業遂行上のボトルネックになっている」

・「営業会議の議題が進展せず長時間に及ぶのは、A部長の多すぎる細かい質問がボトルネックになっているからだ!」

会社の営業や企画などの現場の場合、物事を進める上で障害となるものや要因に対して「ボトルネック」が使われています。

ボトルネックは人に対して使われることも

ボトルネック 人にも使われる

ここまでご紹介した「ボトルネック」は、物事や問題点に対して使われていましたが、「ボトルネック」は人に対しても使われることがあるようです。

人に対して使う「ボトルネック」は、

・仕事ができない人
・仕事ができすぎて忙しい人
・視座が全くちがう人

などを指し、当てはまる人を「ボトルネックの人」と呼ぶのだとか。

「仕事ができない人」が業務上の「ボトルネック」になることは想像しやすいかもしれません。しかし、「忙しい人」や「視座が違う人」も、周囲を振り回すリスクがあるという意味で「ボトルネック」と呼ばれるようです。

ボトルネックの解消を目指すTOC

ボトルネックを解消したい、そんなときに有効な「TOC理論」についてご紹介します。

TOCとは何?

「TOC理論(制約理論)」とは、イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット氏が提唱したボトルネック解消を目指すための理論です。

ボトルネックとなる部分を見つけ、集中管理することによって、生産性や効率性を高めていこうとするものです。

ボトルネック解消を目指すTOC5ステップ

ボトルネック解消を目指すためのTOCの5ステップをご紹介しましょう。

●STEP1:ボトルネックの特定
まずは全体の中からボトルネックとなっているのが何か、特定するところからスタート。例えば「人手不足」の場合、そもそもの数が足りないのか、人材育成の制度が不足なのかなど、仮説を立てて検証していきます。

●STEP2:ボトルネックの徹底活用
ボトルネックが特定できたら、その部分にすぐに投資するのではなく、現状の状態で改善すべき点を見出しつつ徹底活用を目指します。

●STEP3:ボトルネックに合わせる
次は、他の周辺業務や工程の見直しを行い、ボトルネックに合わせていくステップ。ボトルネックはそもそも解決が難しいことも多いので、周りでカバーできるようなら調整を行い、全体としての生産性UPを目指します。

●STEP4:ボトルネックの改善
ここでさらにボトルネックに改善の余地がある場合にはテコ入れを行います。具体的に投資を行うなどして、ボトルネック部分の生産性を高めていきます。

●STEP5:発見と改善を繰り返す
1つのボトルネックを解決すると、また次のボトルネックが見つかるもの。そのときはまたSTEP1から始めて改善までのサイクルを繰り返します。

まとめ

今回は「ボトルネック」の意味や例文・使い方から解消法までをご紹介しました。ボトルネックとは、物事の流れを遅くしたり結果を悪くしたりするような「問題」や「障害」のことを指します。

そして、ボトルネックは人に対して使われることも。「ボトルネックの人」は自身で気が付いていないケースも多いようなので、社会人のみなさんは「自分がボトルネックの人になっていないか」少し意識してみてもいいかもしれません。

「ボトルネック」はビジネスだけでなく普段の生活の中でも使用できるシーンが多くあるので、ぜひ使ってみてくださいね!

(マイナビ学生の窓口編集部)

学生の窓口編集部

「3度のご飯よりも学生にとっていいことを考える!」の精神で 大学生に一歩踏み出すきっかけコンテンツをたくさん企画しています。 学生生活に役立つハウツーから、毎日をより楽しくするエンタメ情報まで 幅広く紹介していますので、学窓(がくまど)をチェックしてみてください!

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