先輩がおもむろにスケジュール用のホワイトボードやスケジュールに書かれている「MTG」の文字に、戸惑った新社会人の方もいるのではないでしょうか。
ミーティングと書かれれば特に疑問を持たないのに、なぜわざわざ「MTG」とするか疑問に思う方もいるでしょう。
実は、あえてMTGとすることにメリットが生じることもあるんです。
そこで今回は、ビジネスシーンで頻出の「MTG(ミーティング)」について、意味や使い方の注意などを解説します。
この記事で「MTG」の意味だけでなく、適切に使うためのポイントを把握して、滞りない社会人生活を送りましょう。
「MTG(えむてぃーじー)」とは英語の「meeting」の「M」「T」「G」の部分を利用した略語で「会議」や「打ち合わせ」を意味します。
日本のビジネスシーンにおいては、以下の場合に「MTG」と略される傾向にあります。
・比較的かんたんで定期的に行われる打ち合わせや定例会議
・簡易な打ち合わせ など
「MTG」と記載されている言葉は以下のように「ミーティング」と読んで問題ありません。
※ブレストMTGとは、集まったメンバーで自由に意見交換し、新しいアイディアや解決策・考え方などを見つけるためのミーティングのこと
なぜ英語の「meeting」や「ミーティング」ではなく、あえて「MTG」と表記するのでしょうか。
「MTG」が使われるようになった背景として、1950年代に日本でも使用された電話回線を通じて文字を送信できる「テレックス」やインターネットの普及により、電子データの送受信における表記の簡略化が有力視されています。
特に「テレックス」においては、一度に送受信できる文字数に制限がありました。
さらに、インターネット上での文章は「端的にわかりやすく」伝えなければならないことから、ある程度の文字数内に記述を抑える必要があります。
このような文字数制限の中で、素早くメッセ―ジを伝えることを重要視した結果、「MTG」などのような簡略化された表記が増えていったのではないかと考えられているようです。
特に会社で使う「MTG」という言葉は、会話よりも文字として使われることが一般的です。
日常会話で「明日のMTGは……」と発言するよりも、メールやスケジュール表など文字として記載するほうが多い言葉だと言えます。
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