毎日目的をもって会社に出勤するための3つの秘訣

毎日会社に出勤するのは当たり前のことですが、時として気持ちが重くなったり、体調には問題がないのに疲れた感じがすることもあるでしょう。「会社に行くの嫌だな」と感じてしまったら、どう解決すれば良いのでしょう？

重い気持ちを軽くするために効果があるのは、目的をもって出社すること。毎日目的を持ち続けるための簡単な秘訣があります。

・「夢」をもって会社へ向かおう

出勤するのがおっくうになるとき、頭にはどんな考えが浮かんでいますか？特に何もなくても、ただ行きたくない気持ちが高まってしまうこともありますし、苦手な仕事や人とのやり取り、昨日怒られた上司の顔なんかが浮かんでいる人もいるかもしれませんね。それではますます、気が重くなるばかりでしょう。

そんな時には「夢」を持つことをおすすめします。例えば「この仕事を十分にこなせるようになったら、望んでいる職種への転職にチャレンジする」といった大きな夢でも良いですし、「ボーナスが入ったら、前から欲しかった物を買う」でも良いのです。「今日行けば、あと〇日後には週末だ。誰にも文句を言わせずたっぷり寝るぞ！」というのも、小さな夢と言えるかもしれません。「今日」という現実からは少し遠い、けれど努力したら手が届く夢を持つと、それが毎日の頑張りの原動力となります。

どんな夢でも、叶えるためには努力の積み重ねと資金が必要です。嫌な気持ちをぐっとこらえて出勤すれば忍耐力を鍛えることもできますし、お給料やボーナスをアップさせるためには、欠席や遅刻の回数を減らして良い査定を受けることも大切な要素になります。

頭に思い浮かぶ情景を「嫌なもの」から「夢が叶った瞬間」に切り替えることで、出勤できるスイッチをオンにすることができますよ。

・昼休みや会社帰りを充実させて楽しみを増やす

「夢」のような長期的なスパンで目的をもつのが難しいなら、もう少し手近な楽しみを増やしましょう。会社に行きたくないなと感じる日だけ、いつもより少し豪華なランチを食べに行くのを自分に許してみるとか、会社の帰り道に好きなお店に寄ってみるとか。朝からメールで連絡がつく親しい友人や好きな人がいれば、仕事帰りに待ち合わせの約束を作るのも良いですね。

１日の目的を、仕事から楽しみへとすり替えてしまうやり方ですが、意外と効きます。

「あのお店には会社に行かないと寄れない」「あの人に会うためにはちゃんと出社しないと」と考えるのです。

会社の机の上に、大好きなグッズやアイテムを置いておくのも良いですね。出勤すればそのアイテムに触れることができる。これも立派な楽しみのひとつとなります。

「1日頑張ったら、今日の分のご褒美がある」と思うと、人は自然と前を向けます。楽しみなくして単調なルーティンワークを繰り返していると、どうしても辛くなる時が訪れがちです。目の前の風景を変えるきっかけを作りましょう。

秘訣は「考えたらすぐに楽しい気持ちが湧いてくる物や人」を思い浮かべること。楽しい目的を果たすために家を出れば、電車やバスに揺られて通勤する間の辛さもやわらぎますよ。

・「大切な誰か」のために気合いを入れる

「大切な人」と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、支えてくれる家族のため、自分を認めてくれる上司のため、仲の良い同僚と楽しい話をするためなど、「好きな誰か」の顔を思い浮かべ、その人達の信頼に応えることを目的にすると気合いが入ります。自分を慕ってくれる得意先の人やお客様の顔が浮かべば、その人達に恥じない自分でいよう、と考えられるようになったりします。自分が頑張って出勤すれば、大切な人や好きな人、信頼してくれる人たちを笑顔にできると思うと、やる気が自然と湧いてきませんか？

社内にライバルがいれば、その人に負けないために気合いを入れるのも良い方法です。

１日休めば遅れを取る、それは嫌だ。そう考えることが出勤する目的になります。無理に「勝とう」と思う必要はありません。今日休んだら、ライバルが今日学ぶことを知らずに終わってしまう、そう考えると悔しさが湧き、出勤する気持ちにバネを与えてくれるのではないでしょうか。ライバルの存在は自分を高めるために必要な存在でもあります。考えようによっては、「大切な人」と言えるかもしれませんね。会社は仕事をするところですが、多くの人と関わりながら自分の生活を築き上げるための存在でもあります。家を出る前には「行きたくない」と思っていたのに、いざ出勤してみれば、みんなと話しているうちに元気になってすっきりした、という人もたくさんいます。

気持ちの負担を、いろいろな目的を掲げて軽くしてやるのが前向きに出社できる秘訣です。どうぞ自分に合った方法を見つけて、試してみてくださいね。