誰かに仕事を教える立場になった場合、どうすれば相手にうまく自分の思っていることが伝えられるか悩んでしまうことはありませんか? たとえ相手がミスをしたとしても、頭ごなしに怒鳴ったりミスを指摘するだけではうまく仕事が進まないこともあります。今回は社会人のみなさんに、後輩を指導するときに気をつけていることを聞いてみました。今はまだ指導される側の立場にいる人も、上司や先輩がこんな風にフォローを一生懸命してくれていることを知っておいてください。
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■とにかく丁寧に
・「どうしてそのやり方ではいけないのかなど理由をしっかり説明している。でないと、同じミスを繰り返してしまう恐れがあるので」(女性/34歳/その他)
・「こうしないとだめだよ、ではなく、こうするともっといいよ、と言う。しからない」(女性/25歳/医薬品・化粧品)
上から目線にならず、丁寧に、言葉も選んで。先輩も意外と気を使う立場です。
■少しずつお願いします
・「一度に全部詰め込みすぎない」(女性/33歳/食品・飲料)
・「一気に言わないこと。多くの情報を入れられると、出来ないという気持ちが前面に出てしまうから」(女性/32歳/医療・福祉)
自分はわかっていることだから、つい「あれもこれも」と一気に伝えたくなってしまいますが、言われた方はパニックに!
■怖くないよ~
・「やさしくする……萎縮してほしくないから」(男性/32歳/商社・卸)
・「怒らないでほめて伸ばすこと。最近の子はほめて伸びるタイプばかりだから」(男性/31歳/運輸・倉庫)
叱られると萎縮してしまい、実力以下に。そしてまた叱られ……の悪循環にならないように気を使っているんですね。
■ドンマイ!
・「叱る時も、かならずフォローを入れるようにする」(男性/33歳/機械・精密機器)
・「叱りっぱなしにせず、フォローを入れ、時々様子を見に行って改善できるようにもっていく」(女性/28歳/人材派遣・人材紹介)
つい「誉めてから叱る」という順でやってしまいがちですが、「叱ってからほめる」やり方のほうがいいようです。相手のやる気につながります。
■後輩の考えを尊重
・「上から目線で言い過ぎずに、相手の意図も汲み取りながら叱る」(男性/25歳/建設・土木)
・「相手の考えを否定しない。尊重しつつ問題点も指摘する」(女性/34歳/金属・鉄鋼・化学)
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